注文住宅で家を建てようとする時、最初に遭遇する大きな壁が「土地探し」です。
建売住宅のように土地+建物でセットで販売されているものではなく、
注文住宅の場合、土地が購入してから建物のプランであったり仕様を決めていかなければいけません。
また、住宅の細部にわたって検討しようとするとそれなりに時間がかかりるものです。
家づくりへのモチベーションであったり、当初の目的が長い土地探しの中で曖昧になってしましまい、土地探しの難民になり半場諦めながら惰性で土地探しを継続している状態に陥ってないでしょうか？
土地探しは３つの視点で見ることによって自分たちにとっての良い土地に巡り合うことができます。
まず、１つが「住まい手」の視点。
学区や立地などどこに住みたいがによって価値のある土地が変わってきます。
２つ目が「不動産」の視点。
地域地域によって違う相場感や、周辺での売買状況などのプロの不動産屋さんの目です。
そして最後が、「建築」の視点。
我々建築のプロの視点で、日照条件やどのぐらいのボリュームの家が建築可能か？家以外にどのような費用のかかってくる土地なのか？
この３つの視点で検討し良い土地というのは、最高の土地ということになります。
ただ、悲しいことにこの条件を100％満たす土地というのは、まずありません。
価格が予算にあわなかったり？、
価格があうと思ったら、土地に高低差があり土留めなど家に関係のないところで費用がかかったり？
いろいろな不安要素が出てくるものです。
「土地」や「家」といったものは、一生に一度の買い物で誰もが失敗したくないものです。
ですので、皆ダメなところを探しほぼほぼ条件を満たす土地でも、少しでもダメなところがあれば簡単に諦めてしまいます。
そうしていく内に、徐々に立派な土地探し難民へとなってしまうのです。
不動産については元来地元業者が非常に強く、
条件の良いものなどはネットなどに出る前に売買されてしまうこともしばしばあります。
希望の地域でまずは、信頼できる不動産屋さん探し情報を提供してもらうことが第一段階。
いろいろと土地を見ていく中で、相場であったり、良い土地悪い土地を見分ける目が養われていきます。
まずは、家族間で住まい手の視点として「絶対譲れない条件」、「どちらでもよい条件」、「気にしない条件」を明確に意思統一することが大切です。
土地探しの中で変化はしてくものですが、大前提の条件はとても大切です！
そして、その道のプロである「不動産さん」、「建築家や工務店」といったプロの手をかりて総合的に判断していくことがより良い土地探しへと繋がります。
まずは、第一歩として信頼できる「不動産屋」と「建築のプロ」を探してみてはどうでしょうか？
