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2020.10.16リフォーム・リノベーション

バブル時期に建てた住宅で考えたいリノベーションとは!?

バブル時期に建てた住宅で考えたいリノベーションとは!?

 

日本中が好景気ににわいたバブルがはじけて早30年ほどでしょうか!?
当時は大量生産大量消費の時代、
つくればつくっただけ売れて生産が間に合わない時代!
となると、住宅でも当時建てられた家々は分譲地丸ごと何の個性もない同じ外観、間取りの家が建てられ、住宅性能も今の住宅からは考えられないお粗末なものも大量に建てられました。

 

30年の月日を経た今、その多くの家々が相応なメンテナンスはもちろん、足りていない性能を付加するリノベーションや、生活スタイルの変化による間取り改修を必要としているのではないでしょうか?

 

リフォーム

 

私自身の実家もバブル真っ只中に建築され、ちょうど数年前に傷んだ設備改修、間取り改修、断熱改修工事を行ったとこです!
建築させていただいたOBさんからも度々それぞれのご実家のことでご相談を受ける機会が増えてきており、住宅リノベーションの考え方についてまとめてみようと思います。

 

木造住宅の最前線現場管理を中心にウン十年。
白紙で始まる本当の注文住宅の、土地探し~計画~工事~メンテナンスまで幅広く家づくりのすべてに携わってきた経験をもとにためになってほしい家づくり情報ブログ。
2012年のオーガニックスタジオ兵庫開業からスタートしまもなくブログも10周年、日々の仕事のこと、建築のこと、たまにプライベートなことなどを!

 

バブル全盛に建てられた戸建て住宅でどんなもの??

 

今から30年ほど前の木造住宅はどんなものだったのでしょうか?
バブル全盛の高度成長期時代の家皆が庭付き一戸建てに憧れをもっていた時代。
需要が供給を上回り、建てれば建てるだけ売れる時代。
今の時代では考えられない大量生産、大量消費となり、その造り時代は粗悪なものが相対的に多くなってしまった時代です。

 

リフォーム

 

家の造り自体も耐震、耐久、温熱環境どれをとっても決して高いものではありませんでした。
建物2階は断熱が脆弱なため、夏は灼熱、階段途中まで上がるとその熱気を感じるぐらい。
逆に建物1階部分は冬の底冷え厳しくスリッパなしで足裏の感覚がなくなるほどの環境。
設備に至ってはユニットバスなどがまだ一般的でない時代でしたのでタイル張りのステンレス浴槽などで仕上げられた家が多く、冬場は命の危険さえ感じる冷凍庫のような環境です。
相対的にその時期に建てられた家は住環境が悪く、家の傷み、住宅設備の傷みと共に手を入れる必要を感じている方も多いのではないでしょうか?

 

今こそリノベーションが必要だと感じる時は!?

 

あなたはどんな時に家に手を入れる必要を感じますか!?

 

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↑以前のブログ記事でも紹介しましたがほとんどの場合が、
設備機器の不具合か!?
家自体の老朽化。
がリフォームの動機となっているのです。

キッチンの入替や屋根外壁の塗り替えなど目に見えるところの工事がほとんどです。

 

目にはなかなか見えてこないところの、家自体の基本性能(耐震、耐久、温熱環境)などを改善する工事はその効果が暮らしてみないと見えてこないところはどうしてもリフォームの動機にはなりにくいのが現状ではないでしょうか?
ただ家は表面上の仕上げを綺麗にリフォームすることも良いことですがそれ以外にも考えておくべき大切なポイントがあります。

 

 

住宅リノベーションの種類とは!?

 

リフォーム、リノベーションを考える際に抑えておきたいポイントについて解説したいと思います。

 

 

⓵間取りリノベージョン

20年、30年と家で暮らす中で変化してくる生活スタイルや家族構成に対応するために行うための改修。
今あるものを当たり前、しょうがないと諦めず改善するための改修となります。
リフォームですが新築並みに大工事になりますので工事費、工期共にかなりの費用、日数を要します。
また、プロ目線での提案力が今後の住みやすさを左右しますのでプラン提案力、構造躯体への知識など提案力のある建築会社に依頼することをおススメします。
工事費:大
工期:大
提案力:大

 

⓶耐震性改修工事

建物の根幹である構造を補強するための工事。
構造を補強するために内装、外装の必然として改修する必要が出てくることもあります。
構造への深い知識が必要な改修で、市町村などの補助対象となることもあるのであわせて検討したほうがいいでしょう!
工事費:大
工期:大
提案力:大

 

③耐久性改修工事

一般的なものでいくと内装や外装の塗り替えなどのこと。
通常のリフォーム工事の約半分ぐらいはこの工事で、多くのリフォーム店の提案内容になります。
ただ、本当の意味での耐久というところでは、傷み具合で素材自体の取替も視野に入れた検討が必要。
目に見えないところでは、シロアリの予防措置なども改修したほうがいいかも
工事費:小~中
工期:小~中
提案力:中

 

④気密断熱改修工事

家の温熱環境を改善するための改修工事。
我々の得意分野の改修工事、物件、状態によって提案内容が大きくかわります。

 

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他の改修とあわせながら効果の高い方法を選んでいく事が大切です。
工事費:大
工期:大
提案力:大

 

⑤設備機器改修工事

内外装の塗り替えと並んでリフォーム工事の2大巨頭。
古くなった設備を交換する工事。
カラン一個の交換から、キッチン、お風呂を総入れ替えする工事まで幅広い工事範囲となります。
工事費:小~中
工期:小
提案力:中

 

まとめ

 

いろいろな改修ポイント、すべてやっていこうと思うと新築同様の費用、工期が必要になります。
その反面、既存住宅の制限を受け、思った通りの間取り、性能とならないこともあります。

 

あなたのリノベーション計画を成功させる秘訣は、その家でどういう暮らしをしたか?を具体的に想像できるかにかかっています。

 

また、いろいろな性能を付加してくリノベーションは新築同等に幅広い専門的な知識や経験が必要となります。
どの工事にどのように予算配分してくのか?あなたの信頼できる建築会社と相談しつつ、予算を最大限に活かせるリノベーションになるように考えてみてはどうでしょうか?

 

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