夏休みを利用して娘が韓国へ語学短期留学へ。
自分自身は20代半ばまで海外とはほとんど縁がありませんでした。
海外が身近になった今、
若いうちに違う文化や暮らしに触れ、
視野を広げることの大切さについて考えてみました。
家づくりの仕事に携わって早二十数年。
現場監督からスタートしたキャリアも、
営業・設計・アフターメンテナンス・工務店経営まで、
今でも毎日が勉強です。
より良い家づくりを実現するために、日々学び続けています。
ご興味のある方は、ぜひ過去のブログもさかのぼって読んでいただけるとうれしいです。

お盆休み、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
わが家ではこの夏休みを利用して、娘が韓国へ語学の短期留学に行っています。
韓国といえば、神戸から考えても本当に近い海外。
飛行機に乗ってしまえば、
国内旅行とそれほど変わらないような感覚で行ける距離です。
娘にとっては語学を学ぶことが一番の目的ですが、
親としてはそれ以上に、普段とは違う環境で生活すること自体が、
とてもいい経験になるのではないかと思っています。
そんな娘を見ていると、
自分の若い頃のことを思い出します。
実は若い頃は飛行機があまり好きではありませんでした。
というより、どちらかというと苦手でした(笑)。
仕事の休みが極端に少なかったこともあって、
20代半ばくらいまで海外とはほとんど縁のない生活。
社会的にも当時は今ほど海外旅行が身近ではなかったようにも思いますし、
インターネットも今のように発達していません。
スマートフォンひとつで航空券を予約して、
地図を見て、翻訳して、お店を探して……なんてことも当然できませんでした。
そう考えると、この20〜30年で海外との距離は本当に近くなりましたね。
短期留学なので、どこまで語学が上達するのかはわかりません。
もちろん語学が身につけば、それに越したことはありません。
でも、それ以上に価値があると思うのが、違う文化の中で実際に生活してみることです。
食事が違う。
街の雰囲気が違う。
建物が違う。
人との距離感も違う。
日本では当たり前だと思っていたことが、
海外へ行くとまったく当たり前ではなかったりします。
逆に、
「これは日本のほうが便利だな」
「これは海外の考え方のほうがいいな」
と感じることもあるでしょう。
視野が広がるというのは、
単に知識が増えることではなく、
自分の中の「普通」が、必ずしも普通ではないと知ることなのかもしれません。
若いうちにそんな経験ができるのは、とてもいいことだと思います。
建築の世界に長くいると、経験が増えていく一方で、
「住宅とはこういうもの」
「このやり方が正しい」
という自分なりの基準もできてきます。
もちろん経験は大切です。
ただ、それだけに頼ってしまうと、
知らないうちに考え方が固まってしまうこともあります。
だからこそ私は、
住宅の見学会や勉強会、
セミナーへ行ったり、
旅行先で建物を見たり、
他社の取り組みを勉強したりすることを大切にしています。
海外へ行けば、気候も文化も生活習慣も違います。
窓のつくり方ひとつ、
日差しの遮り方ひとつ、
素材の使い方ひとつを見ても、
日本の住宅とは考え方が違うことがあります。
もちろん、そのまま神戸の家づくりに持ち込めるわけではありません。
大切なのは、
「なぜ、こうなっているのだろう?」
と考えてみること。
そこから自分たちの家づくりを見直すヒントが生まれることがあります。
娘が韓国でどんな経験をして帰ってくるのか。
親としては少し心配もしながら、楽しみにしています。
語学が少し上達することももちろんですが、
おいしいものを食べたり、
現地の人と話したり、道に迷ったり、ちょっと困ったり。
そんなことも全部含めて、いい経験です。
自分が若い頃にはできなかった経験だからこそ、
少し羨ましくもあります(笑)。
せっかく海外がこれだけ身近になった時代。
若いうちにいろいろな場所へ行って、
いろいろな人に会って、自分の目で見て、自分なりに感じてもらえればと思います。
そして私自身も、年齢や経験を理由に視野を狭くすることなく、
まだまだいろいろなものを見て、学んでいきたいですね。