先日、人間ドックに行ってきました。
普段は仕事に追われていると、
自分の体のことはどうしても後回しになりがちです。
特に大きな不調がなければ、
「まあ、大丈夫だろう」
と思ってしまいます。
でも、年齢を重ねてくると、
そうも言っていられませんね(笑)。
定期的に自分の状態を確認しておくことは、
やはり大切だと改めて感じました。
悪くなってからではなく、悪くなる前に
人間ドックに行く目的は、何か悪いところを探すことだけではありません。
今の自分の状態を知って、必要であれば生活習慣を見直す。
大きな問題になる前に変化に気づく。
そう考えると、住宅の定期点検とよく似ています。
家づくりの仕事に携わって早二十数年。
現場監督からスタートしたキャリアも、
営業・設計・アフターメンテナンス・工務店経営まで、今でも毎日が勉強です。
より良い家づくりを実現するために、日々学び続けています。
ご興味のある方は、ぜひ過去のブログもさかのぼって読んでいただけるとうれしいです。

外壁や屋根、シーリング、水まわり、設備機器、木部など。
新築したときにはピカピカだった家も、
10年、20年と時間が経てば当然変化していきます。
これは施工が良い、悪いという話ではなく、
家もさまざまな材料や設備でつくられている以上、経年変化は避けられません。
だからこそ、「壊れたら直す」だけではなく、
定期的に状態を確認することが大切です。
家は建てた瞬間が一番新しい
新築住宅の仕事をしていると、
どうしても完成した瞬間に注目が集まります。
完成写真を撮ったり、お引き渡しをしたり。
もちろん、それも大切な瞬間です。
でも、長く住宅に関わっていると、
本当に大切なのはその後だと感じます。
5年後、10年後、20年後。
その家がどうなっているのか。
どこにメンテナンスが必要になったのか。
実際に暮らしてみて、設計したものがどう使われているのか。
アフターメンテナンスやOBのお客様のお宅に伺うと、
新築時には分からなかったことを教えてもらうことも少なくありません。
建てた後の家を見ることも、次の家づくりにつながる大切な勉強です。
「何もなかった」が一番いい
点検というと、
「何か悪いところが見つかったら嫌だな」
と思うところがあります。
人間ドックも同じですね。
できれば何も見つかってほしくありません(笑)。
でも、本来は「特に問題ありませんでした」が一番いい結果です。
家の点検でも、
「今のところ大丈夫ですよ」
と確認できれば、それだけでも安心材料になります。
反対に、小さな劣化が見つかったとしても、
早い段階なら比較的小さな補修で済むことがあります。
放置して雨水が入ったり、
下地まで傷んだりしてしまうと、修繕範囲も費用も大きくなってしまいます。
これは体も家も同じなのかもしれません。
家づくりでは、どうしても建築費に目が向きます。
しかし、本当に考えたいのは建てるときの費用だけではありません。
光熱費やメンテナンス費、
設備の交換、将来の修繕まで含めて考える必要があります。
そして何より、
必要なときにきちんと手を入れながら、長く大切に使っていくこと。
30年後も「この家でよかった」と思える家は、
建てた瞬間に完成するのではなく、住みながら育てていくものなのかもしれません。
今回、人間ドックに行って、
自分自身の体についても同じだなと感じました。
仕事を長く続けるためにも、
族と元気に暮らすためにも、まずは自分のメンテナンスから。
結果が返ってくるまでは少しドキドキしますが(笑)、
これからも定期的にチェックしていこうと思います。