ATCエイジレスセンター見学の最後は、
介護用ベッドやトイレ、建具まわりを中心に見学しました。
まず介護用ベッド。
正直、ベッドは機能が多ければ良いのかと思っていましたが、
実際にはマットレスの重要性が非常に大きいと感じました。
長時間寝ることが多い方にとって、
寝心地や体圧分散はとても大切です。
床ずれを防ぐためにも、
ベッド本体だけでなく、
マットレス選びが重要になります。
家づくりの仕事に携わって早二十数年に、
現場監督~スタートしたキャリアも、
営業、設計、アフターメンテナンス、工務店経営と、
日々学びながらより良い家づくりを実現するために奮闘中!!
ご興味のある方は過去ブログも
遡って読んでいただければ大変嬉しいです!!!

また、低床ベッドのメリットもよく分かりました。
万が一ベッドからずり落ちた場合でも、
床までの高さが低ければ大きなケガにつながりにくい。
介助する側にとっても
立ち上がりや移乗の負担が変わってきます。
トイレでは、
L字型に開く建具や広めの開口、
介助しやすい配置などを確認しました。
一般的な住宅のトイレは、
車椅子や介助を前提にするとかなり狭いです。
ただ、ここでも感じたのは、
住宅側だけで完全に解決するのは難しいということです。
小回りのきく6輪車椅子や、
室内専用の福祉用具を組み合わせることで、
現実的に使いやすくできる可能性があります。
さらに印象的だったのが、
ポータブルトイレの進化です。
排泄後に袋状に密封処理できるタイプもあり、
衛生面や介助負担の軽減につながる商品が出てきています。
介護というと、
どうしても暗いイメージや大変なイメージを持ちがちですが、
福祉用具は想像以上に進化しています。
電動車椅子も、
単なる移動手段ではなく、
本人が自分で外出し、人と会い、
同じ目線で景色を見るためのコミュニケーションツールだという説明が印象的でした。
介護住宅を考える時に大切なのは、
「できないことを補う家」ではなく、
「できることを増やす家」にすること。
そのためには、建築だけでなく
福祉用具や介護制度、
実際の生活動線まで含めて考える必要があります。
今回の見学は、
介護住宅を設計する上でとても大きな学びになりました。
今後の計画にも、
しっかり活かしていきたいと思います。