介護住宅の計画を進めるにあたり、
勉強も兼ねて会社メンバーで大阪南港にある
ATCエイジレスセンターへ見学に行ってきました。
ここは、介護・福祉・健康関連の福祉用具や住宅設備を実際に見て、
触れて、体験できる常設展示場です。
今回改めて感じたのは、介護住宅は単に
「段差をなくす」
「手すりを付ける」
「廊下を広げる」
だけでは不十分だということです。
特に印象的だったのが、車椅子体験でした。
家づくりの仕事に携わって早二十数年に、
現場監督~スタートしたキャリアも、
営業、設計、アフターメンテナンス、工務店経営と、
日々学びながらより良い家づくりを実現するために奮闘中!!
ご興味のある方は過去ブログも
遡って読んでいただければ大変嬉しいです!!!

普段、図面上では廊下幅や建具幅を数字で考えます。
しかし実際に車椅子に乗ってみると、
90cmの幅でも思ったより余裕がなく、
80cmになるとかなり厳しい場面もありました。
特に廊下を曲がった先にトイレがある場合、
車椅子の回転や介助者の動きまで考えないと、
実際には使いにくい空間になってしまいます。
また、2cm程度の段差でも車椅子では大きな障害になります。
歩いていると気にならない段差が、
車椅子では乗り越えにくく、時には危険にもなる。
住宅設計では、
こうした「小さな差」が暮らしやすさを大きく左右するのだと実感しました。
一方で、住宅側だけですべてを解決しようとすると、
必要以上に広い廊下や大きな空間が必要になってしまいます。
そこで大切になるのが、
福祉用具と住宅の組み合わせです。
外用の車椅子、
室内用の小回りがきく車椅子、
6輪タイプの車椅子、
電動車椅子など、
今は道具側もかなり進化しています。
「住宅を車椅子に合わせる」のか、
「車椅子を住宅に合わせる」のか。
この視点は、介護住宅を考える上でとても重要だと感じました。
次回へ続く!