東野圭吾さんの訃報に接して
先日、東野圭吾さんが68歳でご逝去されたというニュースを目にしました。
大腸がんのため亡くなられたとのことです。
学生時代から本が好きだった私にとって、
とても衝撃的なニュースでした。
まずは心よりご冥福をお祈り申し上げます。
家づくりの仕事に携わって早二十数年。
現場監督からスタートしたキャリアも、
営業・設計・アフターメンテナンス・工務店経営まで、
今でも毎日が勉強です。
より良い家づくりを実現するために、日々学び続けています。
ご興味のある方は、ぜひ過去のブログもさかのぼって読んでいただけるとうれしいです。

学生時代、一番安心して手に取れる作家でした
東野圭吾さんの作品は、本当に数え切れないほど読ませていただきました。
「容疑者Xの献身」
「白夜行」
「秘密」
「ガリレオシリーズ」
どの作品にもそれぞれ違った魅力がありますが、
私が一番惹かれていたのは「外れがない」という安心感でした。
本屋で新刊を見つけると、
「これは絶対面白い。」
そんな信頼がありました。
もちろん作品ごとに好みはあります。
それでも読み終わったあとに
「時間を無駄にしたな」
と思った記憶がほとんどありません。
それは作家として本当にすごいことだと思います。
読者の期待を裏切らないという難しさ
人気作家になればなるほど、読者の期待値は上がります。
新作が出るたびに比較され、
「前作の方が良かった」
と言われることも少なくありません。
それでも40年以上にわたって第一線を走り続け、
多くの読者を魅了し続けたことは、並大抵の努力ではできません。
ニュースの中で紹介されていた東野さんの言葉に、
「期待を裏切るときは、いい意味で裏切る作品を書きたい」
という趣旨のコメントがありました。
この言葉には、ものづくりに携わる者として深く共感しました。
家づくりも「外れがない」が理想
私たち工務店の仕事も、少し似ているところがあります。
派手なデザインや最新設備ももちろん大切です。
しかし、それ以上に大切なのは、
「この会社に頼んで良かった」
と、何年経っても思っていただけること。
毎回ホームランを狙うのではなく、
毎回期待を裏切らない。
品質も、
性能も、
アフターメンテナンスも、
「安心して任せられる。」
そんな存在でありたいと考えています。
実は、それが一番難しいことなのかもしれません。
家づくりには流行があります。
住宅設備も、
断熱材も、
デザインも、
数年ごとに新しいものが登場します。
しかし、本当に価値があるのは、
何十年経っても快適に暮らせる家。
東野圭吾さんの作品が時代を超えて読み継がれているように、
家も年月を経ても価値を感じてもらえることが理想です。
流行だけではなく、本質を追い続ける。
その姿勢を、改めて大切にしたいと思いました。
学生時代、多くの時間を楽しませていただきました。
社会人になってからも、新刊が出れば自然と手に取り、
「今回も面白かった。」
そんな読書体験を何度もいただきました。
一読者として感謝するとともに、
ものづくりに携わる一人として、
多くの学びをいただいた作家だったと感じています。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。