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2026.09.20家づくり計画|土地選び

庭の水はけが悪いとき、まず確認したいこと

 

 

 

先日、OB施主さんから

「庭の水はけを改善したい」というご相談をいただきました。

 

 

 

庭や外構の排水は、

家づくりの打ち合わせ中にはなかなかイメージしにくい部分です。

 

 

 

 

晴れている日に見ても問題は分かりませんし、

完成直後には気にならなくても、

何年か暮らして大雨が降ったときに「ここ、水がたまりやすいな」と気づくこともあります。

 

 

 

今回は、

そんな庭の水はけと外構排水について少し書いてみたいと思います。

 

 

 

家づくりの仕事に携わって早二十数年。

現場監督からスタートしたキャリアも、

営業・設計・アフターメンテナンス・工務店経営まで経験してきました。

 

 

 

 

より良い家づくりを実現するために、日々学び続けています。

ご興味のある方は、ぜひ過去のブログもさかのぼって読んでいただけるとうれしいです。

 

 

 

 

 

 

 

庭の水は、どこへ流れていくのか?

 

 

 

 

雨が降れば、

屋根に落ちた雨は雨樋を通って排水されます。

 

 

 

一方で、庭やアプローチなどに降った雨は、

敷地内の勾配や地面への浸透によって処理されます。

 

 

 

ここで大切なのが、「降った雨を最終的にどこへ逃がすのか」という考え方です。

 

 

 

 

土だから自然に水が染み込むと思いがちですが、実際にはそう簡単ではありません。

 

 

 

 

地盤の土質によって水の浸透しやすさは違いますし、

造成された土地では地中の状態もさまざまです。

 

 

 

 

さらに近年のように短時間で激しい雨が降ると、

地面への浸透だけでは追いつかないこともあります。

 

 

 

 

水はけが悪くなる原因はいろいろある

 

 

 

 

「庭に水がたまる」といっても、原因は一つとは限りません。

 

 

 

例えば、

 

 

  • 地面の勾配が十分に取れていない

 

  • 水が集まる場所に排水経路がない

 

  • 土質が粘土質などで水を通しにくい

 

  • 周囲より低くなっている場所がある

 

  • 経年で土が締まり、浸透しにくくなった

 

  • 外構や植栽の変更によって水の流れが変わった

 

などが考えられます。

 

 

 

 

そのため、単純に「排水管を一本入れれば解決」というわけではありません。

まず雨水がどこから集まり、どこで滞留しているのかを見ることが大切です。

 

 

 

場合によっては地面の勾配を調整するだけで改善できることもありますし、

暗渠排水や排水桝などを設けて水の逃げ道をつくったほうがよいケースもあります。

どの方法が適しているかは、敷地条件によって変わります。

 

 

 

 

 

外構も「家の性能」の一部だと思う

 

 

 

家づくりというと、

断熱性能や耐震性能、設備、間取りなど、どうしても建物そのものに目が向きます。

もちろん、それらは非常に大切です。

 

 

 

ただ、実際に家を建てて、

その後のメンテナンスまで見ていると、

快適に長く暮らすためには建物の外側も同じくらい大切だと感じます。

 

 

 

 

雨水の処理もその一つです。

水がたまり続ければ庭が使いにくくなりますし、

湿った状態が長く続けば苔やぬかるみなどの原因にもなります。

 

 

 

建物際に水が集まるような状態であれば、なおさら改善しておきたいところです。

 

 

 

家だけを設計して終わりではなく、敷地全体で「水がどう動くのか」まで考える。

 

 

 

地味な部分ですが、長く暮らす住宅では大切な視点です。

 

 

 

 

家は住み始めてから分かることもある

 

 

 

今回のご相談もそうですが、

家は完成した瞬間ですべてが分かるわけではありません。

 

 

大雨、台風、猛暑、寒波。

 

 

何年も暮らして、いろいろな条件を経験することで初めて見えてくることがあります。

 

 

 

だからこそ、

私たちは家づくりとアフターメンテナンスを切り離して考えないほうがいいと思っています。

 

 

 

何か困ったことがあったときに現地を確認し、原因を考え、必要な対策をする。

 

 

 

そして、そこで分かったことを次の設計や施工にも生かしていく。

 

 

 

現場監督から始まり、

設計やアフターメンテナンスまで携わってきましたが、

建てた後の家から教えてもらうことは本当に多いです。

 

 

 

新築時の性能だけではなく、

こうした小さな困りごとにどう向き合うかも大切なのだと思います。

庭の水はけや外構の排水が気になっている方は、雨が降った直後に一度庭を観察してみてください。

 

 

「どこから水が来て、どこにたまっているのか」

 

 

それを見るだけでも、改善方法を考える大きなヒントになります。

 

 

 

家づくりや、住んでからのメンテナンスを考える際の参考になれば幸いです。

 

 

 

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