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2012.09.26住宅業界のあれやこれや 家づくり計画|住宅関連制度・補助金情報

大幅な改正へ

住宅の省エネ基準が大きく変わります。

そもそも、日本で断熱材が使われだしてどのぐらいになるのでしょうか?

調べてみると、
一般的に断熱材が日本で普及しだしたのは今から40年ぐらい前の1970年ぐらいからだそうです。

北海道ではそれに先立って1950年ぐらいから防寒対策として使われていました。
しかし、施工方法は十分といえず、内部結露・表面結露・すがもりなどの問題があり、
断熱気密化すると壁が腐るなんて間違った考え方をする業者も多く、普及の妨げとなってきました。

私の住む兵庫県では
築30年~40年の住宅の改修を行うと、
無断熱の家もあり、断熱材が施工されていても、
施工方法が悪く内部結露でボロボロになっている家をよく見かけます。

ですので、認知されて本格的に普及したのは本当につい最近のことです。
私が、高断熱・高気密住宅の実務に携わり始めたのは10年以上前になると思うのですが、
認知度が低くお施主様は始め、実際に作業する職人さんに説明するのに苦労したことを覚えています。

国が、一般住宅の断熱化政策として、
昭和55年に省エネルギー法に基づく住宅の断熱性能基準「省エネ基準」を定め、
これが平成4年に「新省エネ基準」に改正され、平成11年に「次世代省エネ基準」と進化して現在に至ります。

そして、今年新たな省エネ基準として改正されます。

国は8月21日に省エネ基準の「見直し原案」を提示して審議を行っています。
今回の見直しのポイントとして、
今までの省エネ基準の改正は、住宅の「断熱性能」のレベルアップでしたが、
今回の改正では、住宅の省エネ性能を、「断熱性能」「暖冷房」「換気」「照明」「給湯」「家電等」などを
考慮した「一次エネルギー消費量」で判断するように改正される見込みです。

設備も含めた建物本体の性能を規定することは、
画期的なことだと思いますが、「断熱性能」について原案では「次世代省エネ基準」相当となっています。

日本の「断熱性能」は世界的に見て低い水準です。
快適性や健康への配慮を考えれば引き上げは行われるべきです。

どのように審議されて最終案がまとまるのか注目です。

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