建設業に携わっていると、
資格の更新や法改正に伴う講習など、
定期的にこうした「勉強の時間」がやってきます。
正直なところ、
「また講習か……」
と思ってしまうこともあります(笑)。
ただ、実際に受けてみると、
普段の仕事だけではなかなか触れることのない情報をまとめて学ぶことができ、
やはり大切な時間だと感じました。
家づくりの仕事に携わって早二十数年。
現場監督からスタートしたキャリアも、
営業・設計・アフターメンテナンス・工務店経営まで、
今でも毎日が勉強です。
より良い家づくりを実現するために、日々学び続けています。
ご興味のある方は、ぜひ過去のブログもさかのぼって読んでいただけるとうれしいです。

今回改めて便利だと感じたのが、
オンラインで受講できることです。
昔であれば、決められた日時に講習会場へ行き、
朝から夕方まで一日座って講義を聞くというのが当たり前でした。
それが今では、仕事の予定を調整しながら、
空いた時間を使って受講できます。
工務店の仕事をしていると、
現場へ行ったり、
お客様と打ち合わせをしたり、
設計の確認をしたり、
会社の仕事をしたり……。
なかなか丸一日を空けるのが難しいこともあります。
そう考えると、
オンライン講習は本当にありがたい仕組みです。
便利なのですが、集中力が……
ただ、今回ひとつ感じたことがあります。
どうも昔より集中力が続きません(笑)。
オンラインだと自分のペースで受講できる反面、
会社にいれば電話が気になったり、
メールが気になったり、途中で別の仕事を思い出したり。
「ちょっとだけ仕事をしてから続きを見よう」
となってしまいます。
年齢のせいなのか、
仕事柄いろいろなことが気になるようになったからなのか……。
便利さだけで考えるとオンラインなのですが、
集中して勉強するという意味では、
講習会場へ行ってリアルで受講するほうが自分には合っているのかもしれません。
そんなことも感じた今回の講習でした。
こうした資格講習というのは、
どうしても「受けなければならないもの」という感覚になりがちです。
私自身も、決して楽しみにしているわけではありません。
それでも、長く建築の仕事をしていると、
定期的に立ち止まって勉強する機会はとても大切だと思うようになりました。
建築基準や制度は変わります。
建設業を取り巻く社会情勢も変わります。
働き方、安全管理、担い手不足、環境問題、省エネルギーなど、
建築に求められるものも昔とはずいぶん変わりました。
日々の仕事だけをしていると、
どうしても目の前の現場やお客様のことに集中してしまいます。
だからこそ、こうした講習は少し広い視点から建設業界を見る時間にもなります。
私が現場監督として仕事を始めた頃と現在では、
住宅のつくり方も大きく変わっています。
断熱性能や気密性能、耐震性はもちろん、
太陽光発電や省エネルギー設備、住宅のメンテナンスに対する考え方も進化しています。
一方で、新しいものなら何でも良いというわけでもありません。
長く使われてきた材料や工法には、それなりの理由があります。
大切なのは、
昔からの経験を大切にしながら、
新しい知識も取り入れていくこと。
これではないでしょうか。
建築士として、
また工務店を経営する立場として、
「知っているつもり」にならないことは特に意識していく事の
大切さを再確認した1日でした。