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2015.10.28オガスタの活動|建物の仕様について

どうして高気密高断熱住宅は基礎断熱なのか?

家の床の部分を断熱する方法は、「床断熱」と「基礎断熱」に分けることができます。

「床断熱」とは、床面で断熱を敷き詰める工法です。
床下空間は家の外と見なして、基礎に換気口を設けて床下空間を換気します。
一般的には「床断熱」が浸透しており、大部分の家々はこの工法で建てられています。

 

基礎断熱

 

「基礎断熱」とは、家の基礎外周部で断熱をとる方法で、上図のような断面構成で施工されます。
床下空間を部屋内として扱うこととなりますので、床下の点検、湿気が床下に溜まらないように室内と空気が循環するようにしなければなりません。

どうして高気密高断熱住宅は基礎断熱なのか?

基礎断熱

 

「床断熱」の場合、
床下空間(外部)との気密をとることが難しくなります。
床下から上がってくる配線や配管、さらには点検口などひとつひとつに対して気密処理が必要となってきます。
細かく分岐した時点で、気密をとるため処理が難しく性能を出しにくい工法とです。

 

「基礎断熱」では、電気、水道の外部からの元の蹴り込みで処理できるので気密がとりやすくなります。
床下が室内空間となるため、防蟻の薬剤処理、換気など工夫は必要です。

 

また、床下をダクト兼蓄熱層として全館暖房に近いシステムを設置することもできるようになります。
↓↓詳しくは↓↓
床下空間を利用した暖房システム

 

床下を室内空間とすることで、足元の底冷えなども軽減することにもなります。

 

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