新築時に注意したい。シロアリ対策の方法!


木造住宅にとってシロアリは「百害あって一利なし」


 

シロアリ被害は目に見えないとこで徐々に進行します。
「折角建てた新築住宅で、点検、予防を怠ったために知らず知らずのうちにシロアリ被害が拡大して大変なことになってしまった!」
と、想像したくない未来にならないためのシロアリ対策の予防方法やメンテナンスについて解説します。

 

上棟

 


シロアリ対策が大切な理由。


 

私の経験では、築30年以上たった住宅リフォーム工事の場合、3件に1件くらいの割合で、シロアリのよる食害と思われる症状が見つかり、柱、土台等の入れ替えといった修繕工事が必要になることがあります。

 

土があればシロアリがいる可能性があります。
シロアリ予防処理をしていない木片を土の中に埋めておくと、数カ月で例外なくシロアリに侵入されます。
シロアリは絶えずエサを求めて、人目につかないところで活動しています。
その途中で木材に出会うと内部に侵入して、内部の柔らかい部分を食べ進みます。

 

しかしそれに反して近年ではシロアリ駆除の市場は大きく縮小しています。
理由としては、
「ベタ基礎工法が普及するなど家の構造がシロアリの侵入しにくい設計・仕様に変わってきたこと。」
「シロアリ予防用の薬剤散布が一般的になってきたこと。」
「シロアリの予防薬剤技術向上。」
などが挙げられます。
大規模な駆除や修繕とになる前にシロアリ被害を受けないための建物構造であったり予防をしておくことがとても大切なのです。

 


シロアリの種類、習性について


 

地域によって生息するシロアリは違いますが、
我々の住む兵庫県地方では、ヤマトシロアリとイエシロアリが代表的ではないでしょうか。

 

ヤマトシロアリは、日本全国に生息していて、イエシロアリは九州、四国を中心に暖かい地方で生息しています。
イエシロアリの方が巣の規模が大きく食害の進行も激しいのが特徴です。
最近では日本のシロアリだけでなくアメリカ産の外来種のアメリカカンザイシロアリの被害も各地で報告されるようになりました。
輸入された木や家具などから日本へやってきて日本のシロアリと比較すると被害が見つかりにくく、深刻化してから発覚する傾向にあります。
従来の対策以上に外来種対策もする必要があります。

 


新築時にやっておきたい!4つのシロアリ対策。


 

双眼鏡

 

1、適切な予防薬剤を選ぶ!

日本のシロアリ対策としては長年農薬系の薬品散布が一般的でした。
シロアリ予防になりますが、人体にとってもあまりよいものではありません。
特に高気密住宅の場合、通常の在来工法と違い床下の空間を部屋内として外部と気密をとって遮断する基礎断熱工法を採用します。
在来工法で基礎換気をとっている場合と比較すると、シロアリが進入する可能性が少ない反面木材に使う薬剤には配慮が必要です。
虫は殺すが人には無害なホウ酸系の防蟻材。
デメリットとしては、水に弱いことですがシロアリ対策では心強い薬剤です。
選定する薬剤によって点検時期なども変わってきますので最初の時点でメリット、デメリットを検討して選んだほうがいいでしょう!

【参考】:「劣化対策|木材の防蟻処理について」

 

2、素人でも点検しやすいようにしておく!

 

昔のような布基礎工法や束石を使った工法なく現在はベタ基礎工法が多くなってきています。
その結果、進入経路が限定されたり、木材自体が土から離れシロアリ被害は減少しています。
ヤマトシロアリとイエシロアリのように土の中に巣をつくり家に侵入してくるシロアリについては大体基礎部分をつたって宅内に侵入します。
日に弱いシロアリは基礎の立上りを綺麗に見せるためにモルタル塗りされたひび割れなどをつたって上がることもあります。
これはなかなかプロでないと発見が難しく基礎巾木自体をコンクリートの打ちっぱなしとしておくと、モルタル塗りのようなシロアリの道をつくるためには蟻道といって土を盛りながら基礎の立上りの登ることになり素人でも侵入経路の発見が簡単になります。
また、床断熱の場合、基礎換気口も進入路となる可能性がありますので要注意です。

 

3、進入経路を事前に処理しておく!

 

基礎断熱

 

2の基礎以外からの進入経路として考えられるのが、基礎を貫通している部分からの進入です。
配管など土に近いところで外部に通じている部分は無収縮モルタルや防蟻コーキング、ウレタンなどで処理しておいたほうがいいでしょう!
また、住みだした後に、基礎立上りに物を引っ付けるように置いておくとその陰を利用してシロアリが登ってくることもありますので十分に注意したほうがいいでしょう。

 

4、自主、業者点検時期を決めておく!

 

毎年、シロアリが活性化するのはゴールデンウィークぐらいだと言われています。
その時期には、自主点検として自分たちの目で基礎廻りに蟻道の跡だとか?異変がないのか確認しましょう。
現在、新築時に散布されている薬剤の保証期間(5年~10年)がきれます。
その時期にプロによる点検を行い保証の継続を行うのもいいでしょう。

 

【参考】:「高気密住宅のシロアリ対策」

 


まとめ


 

木造住宅の天敵のシロアリから家を守るために強い薬品を使いたいが、人の住む家に強い薬品はNGという矛盾です。
適切な工法で、安全な薬剤を選定してシロアリ対策としなければいけません。

 

住宅の工法は年々進化しています。
そして、シロアリ対策も新しい商材、工法が次々と開発されています。
住宅にあった「工法」「予防」「点検」の三位一体のシロアリ対策を行いましょう!

 

※2012年6月2日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他部分も修正して2020年2月7日に再公開しました。

 

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