先日、大阪南港にあるATCで開催された
ノーリツさんの展示会へ参加した際に
住宅性能に関するセミナーに参加してきました。
今回のテーマは、
「2030年・2050年でも安心快適な住宅づくり」
住宅業界ではここ数年で省エネや断熱性能に関する制度改正が続いていますが、
その背景や今後の方向性について非常に分かりやすく学ぶことができました。
講師は、構造計算や断熱計算、省エネ計算、長期優良住宅やBELS評価など、
住宅性能に関わる設計支援を専門にされているワードハウジングソリューション株式会社の井上様です。
家づくりの仕事に携わって早二十数年に、
現場監督~スタートしたキャリアも、
営業、設計、アフターメンテナンス、工務店経営と、
日々学びながらより良い家づくりを実現するために奮闘中!!
ご興味のある方は過去ブログも
遡って読んでいただければ大変嬉しいです!!!

セミナーで繰り返し説明されていたのが、
2050年カーボンニュートラルに向けた国の住宅政策です。
2025年には省エネ基準適合が義務化されましたが、
これはあくまでスタート地点。
2030年にはZEH水準の住宅が標準となり、
その先も住宅性能の基準は段階的に引き上げられていく見込みです。
これまでは「建てること」が重視されてきた住宅ですが
これからは
どれだけエネルギーを使わないか
どれだけ快適に暮らせるか
将来も資産価値を維持できるか
がより重要になっていきます。
印象的だったのは、
住宅価格だけでなく「住んでからのコスト」を考える重要性です。
高性能住宅は初期費用が高くなる傾向がありますが、
その分光熱費を大きく抑えることができます。
住宅ローンだけを見るのではなく、
「住宅ローン+光熱費」
というトータルコストで考えると、
高性能住宅の価値が見えてきます。
近年の電気料金上昇を見ても、
この考え方はますます重要になっていくでしょう。
今回のセミナーでは、
新築住宅だけでなく性能向上リノベーションの事例も数多く紹介されていました。
築40年、50年を超える住宅やマンションでも、
断熱性能の向上
耐震性能の向上
高効率設備の導入
を行うことで、
新築に近い快適性を実現することが可能です。
今後は新築だけでなく、
既存住宅の価値向上も住宅業界の大きなテーマになっていくと感じました。
今回の話を聞きながら改めて感じたのは、
オーガニックスタジオ兵庫がこれまで取り組んできた家づくりの方向性は、
国の施策の流れと大きく合致しているということです。
当社では高気密高断熱住宅に早くから取り組み、
現在の標準仕様でも断熱等級6~7の中程度を目指した住まいづくりを行っています。
性能の数値だけを見ると難しく感じるかもしれませんが、
本当に大切なのは、
冬暖かく過ごせる
夏も快適に暮らせる
光熱費を抑えられる
ヒートショックなど健康リスクを減らせる
長く安心して住み続けられる
といった暮らしの質の向上です。
GX志向型住宅、
ZEH、断熱等級、UA値など、
住宅業界ではさまざまな専門用語が飛び交っています。
しかし、
家づくりを検討されるお客様にとっては分かりにくい言葉も少なくありません。
だからこそ私たち工務店に求められるのは、
「その性能によってどんな暮らしが実現できるのか」
を分かりやすくお伝えすることだと思います。
今回のセミナーは、
住宅性能に関する最新情報を学ぶだけでなく、
お客様への伝え方の重要性を改めて再確認する機会となりました。
これからも学び続けながら、
性能・デザイン・コストのバランスが取れた、
長く快適に暮らせる住まいをご提案していきたいと思います。