昨日、4月2日(日)は、お施主様のご厚意で明石市で完成見学会を開催することができました。
2、3日前が非常に寒かったので高性能住宅の性能を体感していただければと思っていたのですが、
昨日はかなり春めいた陽気となってしまいました。
そんな中でも、室内の温度ムラの少ない住環境の心地よさ、快適性や、
日射取得によって暖められた住環境の一端は体感していただけたのではないでしょうか。
また、今回は敷地条件が難しかった分、
無料のエネルギーである太陽の採り込み方や遮蔽の仕方なども見どころのひとつでした。
平面図をだけではわからない素敵な住空間となり、自然素材の素材感と相まって魅力ある住宅をお披露目することが出来ました。
一日限定、予約制の完成見学会でしたが、延べ21組の方々に見学していただくことができした。
完成見学会の開催にご協力いただいたM様ありがとうございました!
室温20℃前後と聞くと、
多くの方は少しの肌寒さを想像するのではないでしょうか?
同じ室温20℃でも、温度ムラのある状態と温度ムラのない状態では、実際に人が体感する体感温度は大きく違ってきます。
元来、日本の木造住宅は、
高温多湿の気候によって構造木材を痛めないように通気を第一に考えてつくられています。
ですので、伝統日本建築は夏には涼しいですが、冬はとてつもなく寒い家というのが一般的です。
その名残か?今でも高気密高断熱住宅に対しては建築関係者の中にも日本気候にあわないと否定派の方も見受けられるのが現状です。
しかし、しっかりとした防湿、気密処理が行われておれば、否定派の方が言われるような心配はなく快適な住環境を実現することができます。
夏に不快な湿気を除湿し、冬は暖かく体感してもらえる、
年間通して室内の住環境を一定に保てるような家づくりが当たり前になるように一件一件の敷地条件やその家にあった提案をしていく必要があります。