先週末は既存住宅の暑さ対策のご相談を受けていた物件の現状把握のために宝塚に現地調査に伺い、その後姫路へ新築住宅の現地調査と大移動の一日でした。
特に改修工事については提案内容によって実感できる効果も違い、喜んでいただける提案ができるようにその家々、求める内容によって効果的な方法を検討していきたいと思います。
これから一層深刻な高齢化が加速していく中、有り余ってくる既存住宅をリフォーム、リノベーションによって性能不足を補い上手に利用していく必要があります。
「耐震性・耐久性」と共に、快適な住環境というところで「気密性・断熱性」といったところもこれから行う既存住宅の改修では必須となってくるのではないでしょうか。
断熱改修を考える場合、新築同等の性能を確保することは非常に難しく、特に「気密性能」を新築で気密処理されたものと同等にもっていくことは不可能と言ってもよいのではないでしょうか?
また、既存である内装材などを撤去した上に、気密処理、断熱施工その後、再度内装を仕上げる必要もあり性能が出にくい割には費用のかかる工事となってしまいます。
予算あっての改修です。
どの部分に予算をかけることが最も有効なのかを考える必要があります。
限りある予算を有効に、最大限の効果が得られるように改修内容を組み立てましょう!
以前のブログで「断熱改修を費用対効果で比較する。」という記事を書いてましたのでそちらで詳しく部位別の費用対効果を検証していますので見てみてください!
既築改修で大事なのが、確かな「耐震性・耐久性」を確保するために耐震改修。
次に、コスパを考慮した「気密性・断熱性」を向上させる断熱改修。
そして、最後にライフスタイルというのはその時々によって変化していくもので、その変化にあった「間取り改修」が必要になります。
この3つの改修をバランスよく行うことで、住宅に新たな価値が生まれ、末永く快適に暮らせる家になっていくのではないでようか?