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2025.12.25リフォーム・リノベーション

三田市・戸建て断熱リノベーションレポート

 

 

 

意匠を守り、暮らしを変える住まいの再生プロジェクト

 

 

 

今月お引き渡しをした

三田市での断熱リノベーション物件。

 

 

 

この家は、

かつて設計士さんの自邸として建築された半平屋建ての邸宅で、

何より特徴的なのが、中心に据えられたガラスに囲まれた中庭(パティオ)です。

 

 

 

四方から光が差し込む設計は当時としては非常に先進的で、

住まいの象徴ともいえる美しい空間でした。

 

 

 

しかしその一方で、
単板ガラス+木製造作建具という昔ながらの仕様が大きな弱点となり、
冬場にはこの中庭から冷気が流れ込み、

室内環境を大きく悪化させてしまっていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■ 課題:意匠性と快適性がトレードオフに…

 

 

中庭を囲む4面すべてが単板ガラス。

 

 

木製窓枠は風合いが良いものの、

気密性・断熱性が低い。

 

 

 

冬の冷気が家中に伝わり、

暖房の効きが悪い。

 

 

 

結露もしばしば発生し、

経年劣化の要因にも。

 

 

 

「せっかくの中庭デザインなのに…」

 

 

ご購入されたお施主様も、

このギャップに長年悩まされ弊社に相談いただきました。

 

 

 

 

 

■ 改修方針:デザインはそのまま、性能だけを底上げ

 

 

 

今回の計画で大切にしたのは、

意匠性を損なわず、暮らしの快適性を劇的に改善すること

 

 

 

中庭はこの家の核となる空間。

 

 

ここを壊したり、

大きくデザインを変えてしまっては、

この家の魅力が失われてしまいます。

 

 

 

 

そこで採用したのが、

既存の木枠を活かしながら、断熱性能を高める改修

 

 

 

 

高性能内窓の設置とガラス交換

 

 

 

必要箇所のみ最小限のフレーム改修

 

 

屋根断熱と床下の断熱補強

 

 

 

外観や佇まいは変えずに、

見えないところの性能を最大化する方向で設計しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■ お引き渡し後:冬の訪れが楽しみになる家へ

 

 

 

今回のリノベーションで、
中庭のデザイン性はそのままに、

体感温度は別物の家へと生まれ変わりました。

 

 

 

 

光が美しく入り、風が通り、
そして快適に暮らせる家へ。

 

 

 

意匠と性能の両立は、

私たちが最も大切にしている提案の一つです。

 

 

今後も、こうした価値のある既存住宅を活かしながら、
暮らしやすさを底上げするリノベーションを続けていきたいと思います。

 

 

 

 

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