BLOGブログ

2026.10.10オガスタの建築思想

神戸でパッシブデザインの家を建てるなら|工務店選びで確認したい5つのポイント

 

 

 

最近、GoogleのAI検索で、

 

「神戸でパッシブデザインに強い工務店を教えて」

 

と検索してみました。

 

 

 

 

いくつか神戸の住宅会社が紹介されていたのですが、

残念ながらオーガニックスタジオ兵庫の名前はありませんでした(笑)

 

 

 

検索結果を見ながら、

これはまだまだ情報発信が足りないなと思う一方で、

そもそも「パッシブデザインに強い工務店とは、どんな会社なのか?」を考えてみるいい機会になりました。

 

 

 

私は一級建築士として、

現場監督から家づくりの仕事を始め、

設計やアフターメンテナンスも含めて二十数年、住宅に関わってきました。

 

 

 

その経験から感じるのは、

パッシブデザインは単に南側に大きな窓をつくったり、

深い軒を出したりすれば完成するものではないということです。

 

 

 

土地の条件を読み、

太陽の動きを考え、断熱・気密性能と組み合わせ、

さらにそれを現場できちんと施工する。

 

 

 

今回は、神戸でパッシブデザインの家づくりを考えるとき、工務店のどこを見ればいいのかを整理してみます。

 

 

 

 

日射取得

 

 

 

 神戸のパッシブデザインは土地ごとに考える

 

 

 

「神戸」とひとことで言っても、

家を建てる場所によって条件はかなり違います。

海側と山側でも違いますし、

神戸市北区のように冬の冷え込みが大きい地域もあります。

 

 

 

 

同じ神戸市内でも、南側が大きく開けた土地もあれば、

住宅が密集して冬の日射を取り込みにくい土地もあります。

 

 

 

 

だから、パッシブデザインに「この間取りなら正解」というものはありません。

 

 

 

 

基本となるのは、

 

 

– 冬はできるだけ太陽の熱を室内へ取り込む

 

– 夏は強い日射を室内へ入れない

 

– 取り込んだ熱を逃がしにくい断熱・気密性能を確保する

 

– その土地の条件に合わせて窓や間取りを考える

 

 

といったことです。

 

 

 

 

 

オーガニックスタジオ兵庫でも、

高気密・高断熱だけで住宅性能を考えるのではなく、

日射取得と日射遮蔽を含めて建物全体を考えることを大切にしています。

 

 

 

 

 

 

 パッシブデザインに強い工務店を見る5つのポイント

 

 

 

 

では、実際に住宅会社や工務店を比較するとき、

何を確認すればいいのでしょうか。

 

 

 

 

 

 1.土地ごとに日射を考えているか

 

 

 

まず確認してほしいのは、

その土地の日当たりをきちんと検討しているかです。

「南向きの土地だから日当たりがいい」とは限りません。

 

 

 

隣家の高さや距離、道路、土地の高低差などによって、

冬に室内まで太陽が入るかどうかは変わります。

 

 

 

 

土地が決まっているのであれば、

 

 

 

「冬至のころ、この家にはどのくらい日が入りますか?」

 

 

 

と設計者に聞いてみるのもいいと思います。

 

 

 

 

単に方角だけを見るのではなく、

周辺環境まで含めて答えてくれるかどうか。

 

 

 

 

これは一つの判断材料になります。

 

 

 

 2.冬の日射取得と夏の日射遮蔽をセットで考えているか

 

 

 

冬の太陽は、住宅にとって非常にありがたい無料の熱源です。

 

 

 

 

南側の窓から太陽熱をしっかり取り込むことができれば、

暖房負荷を小さくすることにつながります。

ただし、大きな窓をつくればいいわけではありません。

 

 

 

冬に太陽をたくさん取り込める窓は、

夏には室内を暑くする原因にもなります。

 

 

 

そこで重要になるのが日射遮蔽です。

 

 

 

軒や庇、外付けのシェードなどを利用して、

 

 

 

「冬は取り込む、夏は遮る」

 

 

というところまでセットで考える必要があります。

 

 

 

 

窓の大きさだけではなく、

「なぜここにこの窓をつけるのか」まで説明できる設計になっているかを確認してみてください。

 

 

 

 

 

 3.断熱・気密性能を数値で確認できるか

 

 

 

 

パッシブデザインというと太陽や風に注目しがちですが、建物そのものの性能も重要です。

 

 

 

せっかく冬の太陽熱を室内へ取り込んでも、

その熱がどんどん外へ逃げてしまっては効果が小さくなります。

 

 

 

そこで確認しておきたいのが、UA値やC値などです。

 

 

 

ただし、ここでも数字が良ければそれだけでいいという話ではありません。

 

 

 

– どの程度の断熱性能を計画しているのか

 

– なぜその性能を目標にしているのか

 

– 気密測定を実施しているのか

 

– 計算上の性能を現場でどう実現しているのか

 

 

こうした部分まで確認してみてください。

 

 

 

性能の数字と実際の暮らしをつなげて説明できるか。

 

 

 

ここが大切だと思います。

 

 

 

 

4.一棟ごとに温熱環境を検討しているか

 

 

 

同じUA値の家でも、

すべて同じ室温や光熱費になるわけではありません。

 

 

 

建物の形、窓の大きさ、窓の方角、日射条件などによって、必要になる冷暖房エネルギーは変わります。

 

 

 

 

オーガニックスタジオ兵庫では、

一棟ごとに温熱計算を行い、

その地域や間取りに合わせて住宅性能を検討しています。

 

 

性能値だけを競うのではなく、

 

 

「この土地にこの家を建てたら、どんな暮らしになりそうなのか」

 

 

まで考えることが、パッシブデザインでは重要です。

 

 

 

 

5.完成した家で設計意図を聞いてみる

 

 

 

最後は、とてもシンプルです。

完成見学会などで実際の家を見せてもらい、

 

 

「なぜ、この位置に窓をつくったのですか?」

 

 

「この軒の長さはどうやって決めましたか?」

 

 

「冬はどこまで太陽が入りますか?」

 

 

と聞いてみてください。

 

 

 

 

パッシブデザインを意識して設計された家なら、それぞれに理由があるはずです。

 

 

 

 

そして、もう一つ大切なのが施工です。

 

 

 

どれだけ計算上の性能が良くても、

断熱材の施工や気密処理がきちんとできていなければ、本来の性能は発揮できません。

 

 

 

現場監督から家づくりに携わってきた経験からも、

設計と施工は切り離して考えられないと感じています。

 

 

 

 

 パッシブデザインは「性能+設計+施工」で考える

 

 

 

「パッシブデザインの家」と聞くと、

南向きの大きな窓や深い軒など、分かりやすい形に目がいきます。

 

 

 

もちろん、それらも大切です。

 

 

 

でも、本質はそこだけではありません。

 

 

 

土地を読み、太陽の動きを考え、

必要な断熱・気密性能を確保し、その計画を現場できちんと施工する。

 

 

 

さらに、完成してから本当に快適に暮らせているのかを見る。

 

 

 

 

性能・設計・施工をひとつにつなげて考えることが、パッシブデザインの家づくりでは大切です。

 

 

 

神戸でパッシブデザインの家づくりを検討されているのであれば、

 

 

「パッシブデザインを採用していますか?」

 

 

だけではなく、

 

 

 

「この土地で、なぜこの設計になったのですか?」

 

 

と聞いてみてください。

 

 

 

 

その答えを聞くと、その工務店が性能や設計についてどこまで考えているのかが見えてくると思います。

家づくりや住宅会社選びを考える際の参考になれば幸いです。

 

 

 

 

一覧へ戻る

CONTACT資料請求・お問い合わせ

公式Youtubeチャンネル Facebook Instagram Twitter LINE Pinterest RoomClip