家づくりは建築が終われば完成という訳ではなく、完成してからこそが新たな始まり!
その昔は、家は庭付き一戸建てが当たり前で「うちは、こんな大きな家を建てた。」だとか、「300万円もする全館空調をつけたので快適だ。」とか、ある意味大きな家、豪華な家を建てることに、ステータスと満足感を感じる方も少なくなかったように感じます。
ただ、そういった家の多くは、その大きな家を維持するための光熱費であったりメンテナンス費用についてあまり深く考えて造られていると言えません。
暮らしだしてからやってくる莫大な「光熱費」の請求や、特殊な機械のメンテナンス費用などによって新居での生活を圧迫することになり、光熱費を稼ぐために奥さんがパートに出たり、快適性を求めて高い工事費を払ってつけた全館空調を動かすことが出来ず部屋のインテリアになってしまっているパターンも見受けられます。
新築時、誰もが最新性能の機器仕様や、それに対しての初期工事費を気にしてしまいます。
もちろん、最新の機器だけあって高効率で電気代が安くなるのかもしれません。
ただもっとも重要なのは、建物性能で保温性の高い家とし、結果として光熱費が抑えられている状況が望ましいと思います。
光熱費が、月わずか5千円の違いであっても年間にすると6万円、40年の長期で考えると240万円の大きな差になっていきます。
金銭面だけでなく我々の考える「光熱費の小さな家」は、高い保温性を持たせることで小さなエネルギーで室内の快適性を維持することも可能になります。
家を建ててから始まる暮らしのことも考えていきましょう!