日本の家づくりを語るうえで、
「瓦屋根」は切っても切れない存在です。
昔はほぼ100%といっていいほど、
住宅の屋根といえば瓦が当たり前でした。
しかし現在、
街を見渡しても瓦屋根はぐっと少なくなり、
金属屋根(ガルバリウム鋼板など)や化粧スレートが一般的になっています。
今回は、なぜ瓦屋根が減っていったのか、
時代背景と技術の変化を踏まえて分かりやすくまとめてみます。

高度経済成長〜バブル期にかけて、
住宅は大量供給の時代でした。
そこで求められたのは
「早く・安く・一定品質で建てられる家」。
瓦屋根は伝統的で耐久性は高いのですが、
・材料費が高い
・施工に職人技が必要
ということから、
コスト削減の波で化粧スレート(カラーベスト)などの安価な屋根材が一気に広がりました。
この時代を境に、
瓦は次第に特別な屋根材になっていきます。
瓦が敬遠された大きな理由がここです。
1995年の震災で見られた倒壊の多くに、重
い屋根が建物に大きな負担をかけた例が指摘され、
「できるだけ軽い屋根にしよう」という流れが全国に広まりました。
そこで注目を浴びたのが、
✔ 金属(ガルバリウム鋼板)
✔ 化粧スレート
✔ そして軽量瓦
などの軽い屋根材。
重量が軽いと建物の揺れが小さくなり、
耐震性能が安定しやすい。
これが現在のスタンダードにもつながっています。
そして今、
屋根選びを語るうえで欠かせないのが 太陽光発電。
金属屋根(特にタテハゼ葺き)は
固定金具を“掴む”だけで設置でき、
屋根にビス穴を開けずにパネルが載せられるという大きなメリットがあります。
穴を開ける必要がある瓦やスレートと比較すると、
・雨漏りリスクが低い
・施工性が高い
・メンテナンス性も良い
ということで、
太陽光時代の正解屋根はタテハゼを中心とする板金屋根になりつつあります。
オガスタでも標準採用している理由はここにあります。
誤解されがちですが、
瓦自体は非常に優れた屋根材です。
・耐久性が高く、メンテナンスが少ない
・意匠性が高く、日本の気候風土に合う
・しっかり設計された家なら耐震上も問題ない
ただし 重さ という物理条件だけは変えられないため、
構造の考え方や太陽光との相性を含めて検討する必要がある、
ということですね。
瓦屋根が減った理由は、
この3つが大きな要因です。
家づくりは、
時代背景や暮らし方によって正解が変わります。
屋根も「何を優先するか」で最適解が変わる部分。
私たちオガスタでは、
耐震性・耐久性・経済性・太陽光との相性
このすべてを踏まえて、
お施主様にとって最良の屋根をご提案しています。