今回の県産材ツアーは、木材の知識や現場の流れを深く学ぶ場でしたが、
それと同じくらい印象に残った出来事があります。
それは、思いがけない再会とご縁 が重なったこと。

家づくりの仕事に携わって早二十数年に、
現場監督~スタートしたキャリアも、
営業、設計、アフターメンテナンス、工務店経営と、
日々学びながらより良い家づくりを実現するために奮闘中!!
ご興味のある方は過去ブログも
遡って読んでいただければ大変嬉しいです!!!
ツアー参加者とお話していると、
聞き覚えのある工務店名がありました。
同じ業界なのでと思っていたのですが
「ん?この会社…」と思いよくよく話を聞いてみると、
なんと 以前よく一緒に仕事をさせてもらっていた設計士さんの移籍先 とのこと。
転職されたという話は聞いていましたが、
まさかツアーに参加している工務店さんだとは思わず、
ちょっとした驚きと嬉しさがありました。
業界は広いようで狭い。
木を愛して家づくりをしていると、
自然と同じ場所で巡り合うものなんだと、しみじみ感じました。
後にひさびさに連絡をとって、
懐かしい話に花が咲きました。
ツアー中、参加者同士で話をしていると、
ある若いスタッフさんが私の名刺を見て、突然ひと言。
「あの…私、実は新卒のとき御社の採用試験を受けました」
思わず「あ!そうだったの!?」と声が出てしまいました(笑)
当時の姿と重ねてみると納得。
しっかりした受け答えで、
こうして現場で頑張っている姿を見るのは本当に嬉しいものでした。
その時はご縁なく
今は別の工務店さんで働かれているものの、
業界のどこかでまた一緒に仕事をする日が来るかもしれない――
そう思うと、なんだか胸が温かくなる時間でした。
工務店、設計事務所、製材所、林業関係者。
家づくりは多くの人の力がつながって成立する仕事です。
だからこそ、
こういった偶然の再会は決して偶然ではなく、
同じ価値観で家をつくっている仲間同士が、
自然と同じ場所に集まってくるのかもしれません。
ツアーの学びも大切でしたが、
この人のご縁があったことで、
今回のツアーはさらに忘れられないものになりました。
木材は時を経て味わいを増すけれど、
人とのつながりも、時間とともに深くなるもの。
そんなことを感じた番外編でした。