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2025.12.05オガスタの活動|視察

マグロだけじゃない!木も市場でセリにかけられていました|県産材ツアー第3回

 

 

 

 

 

県産材ツアーのレポートもいよいよ3回目。

今回は、普段あまり聞くことがない 「木材市(木材市場)」 についてご紹介します。

 

 

 

魚の市場や青果市場はニュースでもよく取り上げられますが、

実は木にも、同じように市場があり、

昔から日本の林業や製材業を支えてきました。

 

 

 

ツアーでは、この木材市の歴史と仕組みについて詳しく教えていただき、

私たちの仕事に深く関わる「木の流通」を理解する良い機会になりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

家づくりの仕事に携わって早二十数年に、
現場監督~スタートしたキャリアも、
営業、設計、アフターメンテナンス、工務店経営と、
日々学びながらより良い家づくりを実現するために奮闘中!!

 

 

 

 

ご興味のある方は過去ブログも
遡って読んでいただければ大変嬉しいです!!!

 

 

 

 

 

■ 木材市とは?

 

 

 

木材市は、山から伐り出された木(丸太)が

製材所や木材業者へ売られるための市場 のこと。

 

 

 

 

魚のセリと同じように、

 

木の太さ

 

長さ

 

樹種

 

年輪の詰まり方

 

木目の美しさ

 

などを見て値が付きます。

 

 

 

 

 

ただし魚のように「早朝に大勢で一気にセリ!」というよりは、

どちらかというと 品定めをしながら静かに値段が決まっていく市場 という印象です。

 

 

 

 

 

■ 木材市の歴史:昔は木の価値を決める大切な場だった

 

 

 

木材市の歴史は古く、

日本の林業が盛んだった

昭和30〜50年代頃には特に重要な場 でした。

 

 

 

 

当時は日本中で家が建ち、

学校・公共建築も大量に建設されていた時代。

 

 

 

山から伐り出された木は、

まず「市場」に集められ、そこで買い手が決まり、

地方の製材所へと運ばれていきました。

 

 

 

 

木材市場はまさに、

山と製材所と大工をつなぐハブ

として機能していたのです。

 

 

 

 

 

■ 現代の木材市:役割は変わりつつある

 

 

 

現在は、

木材価格の変動

林業の担い手不足

製材所の直仕入れの増加

などの影響で、

木材市の役割は少しずつ変わりつつあります。

 

 

 

 

それでも、

木の価値を決める場としての本質は今も健在。

 

 

 

 

ツアーで説明されていたように、

良い丸太が集まる市場には製材所も職人も自然と集まり、

そこで出会った一本の木が、

どこかの住宅の梁や柱になっていきます。

 

 

 

木材市はまさに

木の命が次のステージへ渡る場所

と言えるのかもしれません。

 

 

 

■ ツアーで感じたこと

 

 

木材市について学ぶことで、

私たちが普段使っている材がどうやって値段が決まり、

どのように製材所に運ばれているのかがよく分かりました。

 

 

 

 

魚市場のように派手な世界ではありませんが、

木材市にはじっくりと木と向き合う職人たちの熱意があり、

その目利きが家の品質にもつながっていくのを実感しました。

 

 

 

次回は、

いよいよ 県産材をふんだんに使った完成住宅の見学編(最終回) をお届けします。

実際の暮らしの中で、

木がどのように息づいているのかをご紹介します。

 

 

 

 

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