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2012.11.10オガスタの現場実況報告 建築材料|高性能建材、太陽光発電

普通に考えてみると…。

昨日は、
須磨区Y様邸の屋根工事を行いました。

それに併せて太陽光発電の先付支持金物の施工を行ないました。

地球温暖化が進む中、
その抑止対策として太陽光発電が注目されています。
車を走らせていると、
よく設置されている家を見かけるようになりました。

急速に成長する太陽光発電市場に伴って、
太陽光発電メーカー、施工業者も急速に増加しています。
昨日まで建築とは無縁だった業者も参入してきているということです。

普通に考えてみると、
太陽光発電パネルは、屋根の仕上げ材に穴を空けて固定されています。

各メーカーの施工基準に基づいて、
防水処理がなされているとは言っても気持ちのよいものではありません。

そこで、今回は屋根施工時に同時に支持金物と取り付ける工法を採用しました。

太陽光支持金物1

↑これが先付の支持金物になります。

太陽光支持金物2

屋根工事施工中に、
支持金物を取り付けていきます。
水を下へ下へ逃がしていくように施工されています。

通常の後付金物を取り付けた場合、
↑写真のように固定した釘後を防水処理した状態でパネルが設置されます。

太陽光支持金物3

太陽光支持金物4

 

先付金物の場合は、
屋根に穴の空いている部分に防水処理の後に、
下張りの防水紙がさらに巻き込まれます。
そして、さらに屋根材で防水紙の部分を覆いますので、
屋根の穴の部分の防水の劣化、傷みを最大限軽減できる仕様となっています。

太陽光支持金物5

↑これで完成です。

この物件で約40箇所の支持金物を取付ました。
通常の屋根工事の倍ほどの時間がかかってしまいましたが、
これで、屋根の仕上げ材に穴を空けてという気持ち悪さは軽減されたと思います。

今回、太陽光発電メーカーの施工店と話しましたが、
現状ほぼ99%が後付けの金物で施工されているようです。

太陽光発電は、
地球環境にとって良いことで社会的な意義も大きですが、
売電の固定買取制度により、設置される方にとってのメリットも大きいものとなりました。

今後さらに伸びていく分野で、
低価格競争もさらに激化していくことが予想されます。

屋根という建物にとって
大事な部分に取り付けられるものです。
取付についても、十分に留意した工法選定が重要になります。

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