オーガニックスタジオ兵庫は、兵庫県神戸市須磨区の総合運動公園近くに事務所をかまえる工務店です。
普段はインターネットやご紹介でのご依頼をいただいており、
目立った広告活動もしていないこともあり、
お話しがあれば兵庫県の南側広域にわたって住宅を建築させていただいています。
創業より5期目に突入し、たまたまなのか?
最近は近隣の神戸市垂水区、西区、明石市など割と近い地域からご依頼も増えてきました。
少しづづですが、神戸、明石の工務店として認知されてきているのか?喜ばしいことで感謝です。
さて、今日は年末ぐらいから着工予定の兵庫県明石市Y様邸の地盤調査予定でしたので立会いに行ってきました。
地盤調査とは、その文字通り地盤の強さを測るための調査となります。
木造住宅の場合は、ほぼスウエーデン式サウンディング試験で測定されます。
スウエーデン式サウンディング試験とは、建物の4角と中心の5点を
先端がキリ状になっているスクリューポイントを取り付けたロットに荷重をかけて、
地面にねじ込み、25センチねじ込むのに何回転させたかを測定し地盤の強さを測定する方法です。
調査結果は、測定した5点でのバランスをみて良い地盤かどうかで判定されます。
バランス悪く、一点が強かったり、弱かったりするとNG判定がでたり、
全体的に少し弱いぐらいでもバランスが良ければ大丈夫だったりと偏りのない地盤ということが重視されます。
つまり、横の土地が大丈夫だから大丈夫だろうと安心することができないのです。
個人的な感覚ですが、
我々の住む兵庫県の南部地方では、地盤調査を行うと約3割~4割程度の物件は地盤改良が必要と判定されているのではないでしょうか。
地盤改良は、その地盤の強さによってどのような改良が必要か?というのが変わってきます。
言い換えると、
地盤調査を行うまでは、地盤改良が必要か?必要ないのか?
地盤改良が必要な場合はどの程度費用がいるのか?全くわからないということです。
思いもよらない地盤補強費用で、
家づくりの資金計画の考え直しを迫られることななるかもしれません。
地盤調査の結果で、地盤改良工事が必要になるかもしれないことを忘れずに覚えておき、
ある程度地盤に不安のある地域である場合は、当初からそれを見越した予算計画をすることを勧めします。
度重なる大震災の経験で、
建物の耐震性と並ぶものとして家の地盤の強さは重要なものであることは間違いありません。
出来る事なら地盤の強い土地を探したいものですが、こればかりは測定結果が良いことを祈るより他ありません。
今回測定した、明石市のY様邸の結果を待ちたいと思います。