今月よりＺＥＨ「ネットゼロエネルギーハウス支援事業」のビルダー登録が始まりました。
国の施策としては、省エネルギー住宅を推進し付加価値の高い家づくりが求められています。
全住宅業者を対象としたものでこれによって日本の家づくりが大きく変わっていくきっかけになるのではないでしょうか。

オーガニックスタジオ兵庫も早速ビルダー登録申請を行いました。
これまでも、住宅の温熱に関してはＱ値やＣ値といった指標がありましたが、多くの業者は使っている断熱や工法などによって住宅を建築し、非常に温熱性能を比べにくい状態が長く続いていました。
ある一定の指標が国から発表されたことによって、そういった住宅会社も嫌がおうにも「住宅の燃費」を意識した建築を行う必要に迫られたことになります。

その時に、スマートハウスなどに代表されるような高性能な機器によって省エネを実現するという大手ハウスメーカーの考え方も一つの方法ではありますが、我々は、今まで同様に機械は壊れるもの（消耗品）として考え、住宅の基本性能（断熱性、気密性）を高めながら、高性能機器に関してはその時期にコスパの良いものを設置し、太陽の力などの自然の力が最大限取り入れられる設計（パッシブデザイン）によってより心地の良い住空間を目指していきたいと考えています。

普及促進のために、そのような住宅に対して補助金も設定されています。
スケジュール的に厳しそうですが、使えそうな物件には積極的に提案していければと思います。