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2012.05.22家づくり計画|住宅関連制度・補助金情報

2つのゼロエネルギー化推進事業 その2

昨日に引き続きゼロエネルギー化推進事業説明会についての報告です。

2つ目は「住宅のゼロエネルギー推進事業」です。

「地球温暖化、とりわけ民間部門のエネルギー消費量の増加に対し、住宅の省エネルギーをさらに推進するため、戸建住宅供給の相当程度を担う中小工務店における躯体と設備を一体化したゼロエネルギー住宅の取り組みを公募によって募り、予算の範囲内において、整備費等の一部を補助し支援します。」というのが概要です。

(要項)

  • 年間の新築住宅供給戸数が50戸未満の事業者対象
  • 年間での一次エネルギー消費量は正味(ネット)で概ねゼロとなる住宅
  • 住宅の省エネ基準(平成11年基準)に適合する断熱性能を有すること
  • 平成24年度中に着工するもの

という要項を満たさなければなりません。補助を受けることのできる戸数は、1事業者当たり、合計10戸が上限です。補助金額の上限は、1戸当たり165万円で、補助対象費用として条件はありますが、新築工事の場合、概ね165万円補助をうけることができそうな内容でした。

まだまだ、補助金を出す側のほうも、内容、問題点を把握しきれていない様子で、質疑で答えにつまる場面もありました。前回紹介した「ネット・ゼロ・エネルギー化推進事業」との違いは上記要項の赤字部の要項です。「一次エネルギー消費量は正味(ネット)で概ねゼロとなる住宅」以外はまったく違います。

同じゼロエネルギー化事業なのに、こんなに内容が違うことは驚きです。大きな違いは、前回紹介した事業は、建築主対象ですが、この補助金は中小事業者向けというのが大きな違いです。公募期間は平成24年5月11日~平成24年6月22日までと変わりませんが、事業者が見込みでエントリーできますので、平成24年度中に着工できれば対象となります。

断熱性能の基準等も「ネット・ゼロ・エネルギー化推進事業」はトップランナー基準でしたが、省エネ基準(平成11年基準)でよいとのことです。オーガニックスタジオ兵庫はトップランナー基準を標準仕様ににていますので、楽々クリアできます。一次エネルギー消費量をゼロにするため、太陽光発電を設置できれば、その他にほぼ追加なしに、要項を満たすことが可能です。

まだ、時間的にも余裕がありますので、ぜひ検討してもらいたい補助金制度です。

 

 

 

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