11月より始まった「住宅ストック循環支援事業」の業者登録ですが、無事完了したようです。
これから余ってくるだろう既存住宅の市場流通を促進し、
耐震化率・省エネ適合率の向上等良質な住宅ストックの形成及び
リフォーム市場の拡大を目的とした補助金制度として始まります。
「良質な既存住宅の購入」「住宅エコリフォーム」「エコ住宅への建替え」の3本柱で始まる補助制度ですが、
事業者登録は始まったものの、申請方法など詳細はこれからといったところで詳しくは発表されていません。
各地で説明会などは活発に開催されているようですが、具体的な説明にはほど遠い内容のようです。
主に新築の建替えに関係してきそうな
「エコ住宅の建替え」が近々の案件に当てはなりそうでしたので今回はそれについて解説したいと思います。
【エコ住宅が注文住宅の場合】
建築工事着手 予算成立日(平成28年10月11日)と事業者登録を行った日のいずれか遅い日以降
建築工事完了 上記の建築工事着手日~遅くとも平成29年12月31日
事業者登録 平成28年11月1日~平成29年3月31日
補助金交付申請 平成29年1月18日(予定)~遅くとも平成29年6月30日
解体・滅失登記 予算成立日(平成28年10月11日)の1年前の翌日~遅くとも平成29年12月31日まで
解体工事の請負契約は交付申請期限まで
完了報告 遅くとも平成29年12月31日まで
まだ、交付申請の内容が決まっておらず、
来年1月からの交付申請予定ということですので事業者登録さえしてしまえば後からの交付申請でokのようです。
古く耐震性の悪い、寒い家を耐震性、温熱性能などを有する資産価値の高い家に建て替えると補助金がもらえます。
長持ちする寒くない家を促進していこうという国の政策によってできた制度と言えるでしょう。
今回も例にもれず新たな補助金申請方法や
実際の注文住宅ではなかなかタイトなスケジュールにも振り回されてしまいそうですが、
現在進行中の案件では利用できそうなものもありますので、しっかりと勉強していく必要があります。
BELS評価や長期優良申請など色々な認定制度によって
もらえる補助額も30万円、40万円、50万円と違ってきます。
住宅ローンとのからみもあるところですので有利な方向で提案していかねば。
注文住宅の場合は、
来年12月完成までで利用可能です。
計画中の案件にはよい制度となりそうですが、
これからお考え方にとっては、かなりタイトなスケジュールで進める必要がありそうです。
いつもながら、年度年度で予算を決める行政、
スケジュール的に厳しく実施にそくした制度になりにくい面とても残念ですね。
【関連ブログ】
・①長期優良住宅のメリット、デメリットの解説
・②長期優良住宅のメリット、デメリットの解説
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