お盆休み前の8月10日、
中小工務店によるゼロ・エネルギー住宅の建設を支援する
補助金制度「住宅のゼロ・エネルギー化推進事業」の採択結果を発表しました。
「住宅のゼロ・エネルギー化推進事業」とは、
今年度から始まった補助金制度で、住宅の省エネルギーをさらに促進するため、
戸建住宅供給の相当程度を担う中小工務店における躯体と設備を一体化した
ゼロ・エネルギー住宅の取り組みを公募によって募り、
予算の範囲内において、整備費等の一部を補助し支援するものです。
(住宅のゼロエネルギー化推進事業ホームページより引用)
採択結果は、
2701事業者から1万4728戸の応募があり、
うち1320事業者1320戸が採択されました。
省エネルギー住宅への注目度が高いのか、
非常に競争率の高い結果となっています。
オーガニックスタジオ兵庫も、
実物件と仮想物件合わせて10戸の申請を行いました。
しかし、残念ながら不採択となってしまいました。
週末だったこともあり、
評価結果について問い合わせることはできませんでしたが、
一度評価基準にについて聞いてみようと思います。
先月末に発表予定だった採択を延長して、
学識経験者で構成される審査委員会が、
時間を割いて審査したのだから、
建物躯体の性能と設備のバランスを評価した結果を期待していました。
単に、省エネ削減率のみで評価されているのなら、
大型の太陽光発電設備を取り付けるだけで、劇的に削減率が改善されます。
設備に偏った評価ではなく、
実際に効果の高い「日射計画」「通風計画」なども評価してもらいたいものです。
そして、いつも補助金関連事業には振り回されてしまいます。