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2016.03.25家づくり計画|住宅性能を考える

新鮮な空気は高気密住宅だからこそ可能になる。

 

建築技術の向上、住宅の高性能化によって特に気密に気を使った工法でなくてもある程度の気密を確保された住宅が増えてきました。
なおかつ建材に接着剤があふれていることから平成15年に建築基準法がシックハウス対策を建築基準法に盛り込みました。
この時になされた改正は「24時間換気の義務化」と「室内で利用する建材への規制の適用」でした。

 

「24時間換気の義務化」については、ほとんどの住宅が給気口と排気用換気扇による24時間換気を行っています。
住宅の場合は、給排気を機械で行う「第一種換気」と、給気は自然、排気が機械で行う「第三種換気」に分けることができます。
どちらの工法もメリット、デメリットがありますが、簡単に説明すると「第一種換気」は熱交換ができ換気による熱損失を軽減できるメリットがありますが、導入コストは高め、「第三種換気」は外の冷たい空気をダイレクトで家の中に入れるので熱損失が大きく、導入コストは抑えられます。

 

換気工法や種類というのは多種多様でメリット、デメリットを理解した上で選定することが重要です。
ただ、いくら良い工法、機器を選んだとしても家の気密性能が良くなければ性能通りの効果は望めません。
給気口から入った新鮮な空気が家中よどみなく通り抜けて排気口から排出されるのが換気の理想です。

 

気密測定機

 

しかし、この中途半端な気密性の住宅では、このルートが曖昧となり「空気のよどみ」ができ、しっかりと換気することができません。
家に臭気などは、自然素材系の漆喰や珪藻土の効果によって緩和されたりすることがあります。
ただ、その効果は付加価値として考え、まずは、しっかりと気密性を確保するすることによって、室内の「空気のよどみ」をなくし計画的に換気することが室内の空気を新鮮に保つ効果の高い方法となります。

 

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