家の中で心地よく快適に感じるかどうかは、人の体感温度と深い関係があることをご存じでしょうか?
体感温度とは、文字通り人の体が「暑い」とか「寒い」とか感じる温度で、室温を補正して表すことができます。
財団法人建築環境・省エネルギー機構「自立環境住宅への設計ガイドライン」より体感温度と室温・表面温度の関係を示した式と図です。
出典:財団法人建築環境・省エネルギー機構
部屋の室温は同じ20℃ですがどちらが快適でしょうか?
左の断熱性能の乏しい住宅では室温を20℃にしても壁、床、天井、窓、の表面温度の平均は10.8℃しかありません。
体感温度としては、室温と表面温度の中間の温度で、15.4℃となってしまいます。
室温との差も4.6℃もあり、これでは寒く快適な環境とは言えません。
右の気密・断熱性能の良い住宅では、その性能によって熱が逃げにくく室温と表面温度の差を小さく抑えられて体感温度としても19℃で暖かく快適な環境と言えます。
よって、気密断熱性能の高い家は、小さなエネルギーで暖かく感じることができるのです。
心地よく快適であり、使用するエネルギー量も少なくても室温を維持できるために、光熱費もお得になるのです!