春になると多くの人を悩ませる花粉症。
薬やマスクで対策している方も多いと思いますが、
実は家のつくり方次第で花粉の影響はかなり減らすことができます。
家の中に入ってしまった花粉は、
床・ソファ・カーテンなどに溜まり、長時間空気中を舞うことになります。
つまり大切なのは、「家に入れないこと」と「室内に溜めないこと」です。
今回は、住宅の設計目線で考える家でできる花粉症対策3つをご紹介します。
家づくりの仕事に携わって早二十数年に、
現場監督~スタートしたキャリアも、
営業、設計、アフターメンテナンス、工務店経営と、
日々学びながらより良い家づくりを実現するために奮闘中!!
ご興味のある方は過去ブログも
遡って読んでいただければ大変嬉しいです!!!

まず一番効果的なのは、
家の中に花粉を持ち込まない仕組みです。
おすすめは次のような間取りです。
玄関クローゼット(シューズクローク)
ランドリールーム
ファミリークローゼット
例えば帰宅後に
玄関 → コートを収納 → 洗面 → 手洗い
という動線ができていると、
花粉がついた衣服をリビングに持ち込まずに済みます。
また、花粉の多い時期は外干しではなくランドリールームで室内干しにすることで、
洗濯物への花粉付着も防げます。
実際、最近の家づくりでは室内干しスペースを
設計に組み込むケースがかなり増えています。
24時間換気は、いまの住宅では必須設備です。
このときポイントになるのが換気方式です。
特に第一種換気(給気も排気も機械制御)の場合、
給気口に高性能フィルターを入れることで外から入る花粉を大幅に減らすことができます。
実際、花粉の粒子は比較的大きいため、
フィルター性能によってはかなりの割合で除去することが可能です。
ただし注意点として
フィルターの定期清掃
メンテナンス
を怠ると効果が落ちるため、
ここは忘れずに管理したいポイントです。
意外と知られていませんが、
住宅の気密性能も花粉対策に大きく関係します。
気密が悪い家では
サッシの隙間
コンセント周り
壁の隙間
などから、空気と一緒に花粉が入ってきます。
一方で、高気密住宅の場合は
空気の出入りが換気設備に集中する
隙間からの侵入が少ない
という特徴があります。
つまり
花粉の入口をコントロールできる家になるというわけです。
これは花粉だけでなく、
PM2.5
黄砂
冬の冷気
などを防ぐ意味でも、
実はとても重要な性能です。
家でできる花粉症対策は次の3つです。
間取りで持ち込まない
換気設備で入れにくくする
高気密住宅で侵入を減らす
花粉症対策というと医療や薬の話になりがちですが、
実は住宅の設計でもかなり改善できる分野です。
家づくりを考えている方は、
ぜひこうした視点も取り入れてみてください。