今年も、台風が上陸しました。
日本は毎年たくさんの台風が上陸し、各地で様々な災害をもたらします。
直接被害を被らなかった地域であっても、家を建築中の方々は、きっと心配になると思います。
梅雨の時期などは、雨が多くても風がそれほど強くないので、工事現場に設置してある仮設足場のシートを貼っておけば、雨水が浸入することに神経質になる必要はありません。
しかし、台風となると状況は一変します。
台風は風が強く、足場に貼ったシートが強風をうけて足場ごと飛ばされてしまうこともあります。
台風の際は、逆にシートを取払って風が通り抜けられるようにします。
毎年、台風時期になると、4回~8回程度は台風養生として、足場シートを脱着します。
外壁が仕上がっていない場合は、雨水が吹き込まないようにし、極力木材が水分を吸収しないように養生し木材を守ります。
それでも、木材が濡れてしまった場合には、速やかに水分を取り除き、
風通しを良くし、乾燥させます。
それでも、木材にカビが生えてきたり、壁紙に木の色が浮き出てきたりしてきた場合には、部材自体の交換となります。
あまり、雨が少ないと水不足も懸念されますが、
天災とはいえ、我々建築関係者にとっては、非常に頭の痛い問題です。
個人的には、ひとつでも上陸する台風が少なければよいのですが…