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2012.05.04家づくり計画|住宅性能を考える

内障子のすすめ。

内障子の断熱効果は想像以上に高い

前回のブログで、日本は窓性能の後進国だといいましたが、ひと昔前の日本の住宅には内障子がついていました。

内障子の効果は、最近頻繁にコマーシャルが流れている断熱内窓や、昨日紹介したハニカム構造ブラインドと同じです。

夏には暑い日射を遮り、冬には部屋の暖かさを逃がさない役割をしています。その上、内障子を採用すると自然素材の建材とあうので、意匠性がかなり良くなります。

しかし、効果のほどが、外窓の性能に大きく左右されます。外窓自体の性能が悪すぎると、紙の障子を湿気が通り抜けて 、冷たいアルミ枠に結露となります。

空気も内障子~外窓の間で動きにくいことで、換気不良も重なり、思いのほか結露がひどくなる。 そして木の枠にカビ被害が生じる原因になります。

改修工事の場合、外窓の性能が悪いですので、エコポイント制度も適用される断熱内窓などが有利となります。

新築工事の場合、外窓自体を結露の生じにくい樹脂サッシにして、湿気を透しにくい気密性の高いものにします。そして、内障子、ハニカム構造断熱ブラインドなどを好みによって使い分けるのがよいのではないでしょうか。

内障子自体も、通常の和紙だけではなく、破れにくいワーロン紙や、断熱性の高いサーモバリア(積水化学工業株式会社)などいろいろな種類のものがあります。

最近では、住宅のつくりが洋風になって内障子のない住宅もよくありますが、一度検討してみては、いかがでしょうか?

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