家づくりの打合せをしていると、
必ず盛り上がるテーマがあります。
それが キッチン・浴室・トイレ・洗面 といった住宅設備の仕様選び。
最新機能や便利そうなオプションを見ると、
心が躍りますよね。
メーカーのショールームに行くと
「これも良い」
「あれも欲しい」
と夢が広がります。
家を建てる人・リフォームする人、
どなたにとっても設備は関心の高いポイントです。
家づくりの仕事に携わって早二十数年に、
現場監督~スタートしたキャリアも、
営業、設計、アフターメンテナンス、工務店経営と、
日々学びながらより良い家づくりを実現するために奮闘中!!
ご興味のある方は過去ブログも
遡って読んでいただければ大変嬉しいです!!!

ここで一つ、
家づくりであまり語られない事実があります。
それは、
住宅設備は10〜20年スパンで必ず交換時期が来る消耗品であること。
どれだけ親しみやすいメーカーであっても、
どれだけ高価なグレードを選んでも、
構造体や断熱材のように「50年〜100年持つもの」ではありません。
給湯器:10〜15年
トイレや水栓:10〜20年
ユニットバスの一部部材:15〜20年
換気扇やレンジフード:10〜15年
食洗機:7〜12年ほどが一般的
もちろん使い方次第で前後しますが、
設備は住みながら入れ替える前提のものです。
オーガニックスタジオ兵庫としてお伝えしているのが、
設備の豪華さより、家全体の性能バランスが暮らしの質を左右する
ということです。
いくら最新のキッチンを入れても、
冬が寒い
夏が暑い
光熱費が高い
結露する
といったそもそもの住環境が整っていなければ、
本当の意味で豊かな暮らしにはなりません。
構造・断熱・気密・日射取得・遮蔽計画などは、
後から大きく変えにくい部分 だからこそ、
初期段階でしっかり投資しておくべきところ。
ここが整えば、
設備は壊れた時に柔軟に交換すれば良いという選択肢が生まれます。
もちろん、
設備へのこだわりが暮らしを豊かにする場面も多くあります。
キッチンに立つ時間が増えたり、
お風呂の時間が楽しみになったり、
暮らしの幸福度が上がることも事実。
だからこそ私たちは、
こうお伝えしたいのです。
「設備は更新できる。家の性能は更新しづらい。」
この大原則を知ったうえで、
設備にどれだけ予算をかけるか?
家そのものの性能にどれだけ振り分けるか?
そのバランス感覚が重要になってきます。
設備は 10〜20年で交換する消耗品
家の性能は 住み心地を決める基礎体力
家づくりは「全部盛り」にするほど予算は無限に膨らみます。
だからこそ、長く暮らす目線で賢く選択していくことが大切です。
最新設備にワクワクしつつも、
「家全体のバランス」
「将来の交換のしやすさ」
「住環境そのものの質」
を優先して考えると、
後悔しない家づくりにつながります。