建物を高気密高断熱化していく上で、
一番の弱点となるのが「窓」です。
「兵庫県地域では、窓から住宅全体の、約47%の熱が逃げていく。」いう調査結果があります。(PVソーラーハウス協会調べ。)
それだけ、窓から逃げる熱が大きいということです。
窓の性能を表す指標としてU値(熱貫流率)という数値があり、
窓メーカーで平成23年4月より基準を統一化して、
窓ガラスに☆マークのシールを貼ることが義務化されました。
現在、日本国内で一般的流通しているアルミ樹脂複合ペアガラス窓は、
U値4.07程度ということですが、
先日、(有)松尾設計室代表である松尾和也さんと話をしていると、
ドイツでは、なんと驚きのU値1.3以下が最低基準だそうです。
それも、近くさらに引き下げられる可能性が高いとのこと・・・
「寒い国に行くとそんなものか。」とも思ったのですが、
他国と比較してみても、日本は窓性能の後進国です。
日本人は寒さに対して、我慢強いということなのでしょうか。
そんな窓に、ハニカム構造断熱ブラインドを取り付けると、
アルミ単板ガラス窓でU値6.51程度が最高でU値2.04にまで改善されるという試験結果がでています。
さらにU値2.33程度の窓であれば、
ドイツレベルのU値1.3にまで窓性能が向上します。
ブラインド構造は蜂の巣状になっていて、その部分に空気層を設けています。
簡単な構造ですが効果は絶大です。
コストは仕様により変わりますが、
オーダーカーテンと大きな差はないようです。
通常のブラインドと形状は変わりませんので、既築の住宅でも簡単に施工可能です。
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