本物の木製建具は、素材感が良く全体の雰囲気を引き締めてくれるアクセントになります。
オーガニックスタジオ兵庫の事務所の入り口の木製建具。
シオジという木材をつかい重厚感ある仕上がりとなっています。
その木製建具が、ここ最近の気温湿度の影響で反りがでて開閉がしにく状態になっていました。
自然素材の木材、昨日のブログで説明したような劣悪な事務所環境ということで致し方ないことではありますが困ったものです。
早速、微調整してみることにしました。
まずは、半開きとなってしまった建具の状態を確認します。
どの部分が、どのぐらい反って開閉に影響しているかということを見極めます。
今回は事務所室内と共用廊下部分の気温湿度差によって建具の中心ぐらいの部分が、枠部分と擦れるようになっていました。
この場合の調整方法としては、
といったところでしょうか?
1の方法の場合は、癖を直すのには時間がかかりますので引き戸などで軽微な場合とても有効的な方法です。
今回の場合は、出入り口のドアということで常時人が行き来していますので癖を直すのは難しく反ってしまった部分を削り落とすことにしました。
今回は建具屋さんの手を煩わせることなく、ひさびさに道具箱より道具を引っ張り出し調整してみることに。
バッチリ調整することができ、まだまだ動ける自分にも一安心しました。
その環境に影響されやす無垢材、かわいいけど気まぐれなニクイやつといった感じですが手入れしていくことでさらに愛着がましていくものではないでしょうか?