前回より引き続き「土地選び」のお話です。
自分にとっての希望の土地が見つかり、
建築的にも問題なく土地を購入し、いよいよ住宅建築が着工という段階まで進んだとします。
次に問題となってくるのが「地盤の強さ」についてです。
以前のブログで土地購入前の時点での「地盤の強さ」を見分けるポイントも紹介しましたが、実際に地盤調査をかけるまでは本当のところの「地盤の強さ」はわかりません。
また、隣のあった土地でも、お隣は地盤改良なしで済んだのに、調査をすると地盤改良ありという判定がでる場合があります。
これは、ある程度調査会社によって地盤調査の判定結果の解析に差があるのだと思います。
建築は大地の上に建ちますから、「地盤の強さ」の影響を大きく受け重要な部分には違いありません。
しかし、調査会社によって判定結果の安全度が違うために結果に差が生じているのではと感じることがよくありました。
また、地盤改良工事にかかる費用は大変高く、条件によって異なりますが30万円~100万円程度かかることもあります。
家づくりの資金計画を大きく変化させる要因になるほどです。
そんなこともあり最近よく利用するのが地盤調査のセカンドオピニオンサービスです。
地盤調査のセカンドオピニオンサービスとは、地盤調査会社が行った調査データを第三者がチェックするという仕組みです。
地盤調査会社が解析している安全度が過剰な場合、地盤改良が不要となることもあります。
また有料ですが対象建物引渡し日より10年間・最大5,000万円の「地盤品質証明書」を発行していただけるので安心感もあります。
もし、不幸にも購入された土地が地盤改良ありと判定されてしまったら、選択肢のひとつとして検討してみてはどうでしょうか。