家づくりに絶対に必要な家を建てるための土地。
そもそも土地をもっている方は別として大部分の方はまず、土地探しをするとことから家づくりがスタートします。
私も月に数件は土地探し中の方のご相談を受けて現地確認や資料の確認をさせていただくことがあります。
やはり皆さん立地や予算などの制約の中でスムーズに決まる方もいれば、「土地探し」難民となってしまいどうしていいか?わからなくなってしまう方も。
家づくりの根本となる「土地探し」失敗しないために多くの方が直面するだろう4つの壁について解説したいと思います。
住宅建築に携わって早20年。
白紙で始まる本当の注文住宅の工事管理を中心に、土地探し~計画~工事~メンテナンスまで幅広く家づくりのすべてに携わってきた経験でためになる家づくり情報や備忘録とてご紹介できればと思います。
土地探しをして家を建てよう!と思い立つには、何かのきっかけがあります。
お子さんの出産、
転職、
家庭環境の変化などなど
なかには何となくって言われる方もいますが掘り下げてお話させてもらうと土地を買って家を建てるにはそれ相応の理由があり実現するに必要な土地があります。
立地や周辺環境というのは、その理由と密接に関係していることが多く絶対に優先すべき条件で第一関門といってもいいでしょう。
まずは、初心にかえって自分たちがなぜ土地を買って家を建てる必要があるのかを家族で話し合い必要な条件をまとめていくと自分たちのほしい土地がみえてくるのです。
次に自分たちのほしい土地条件がはっきりすると、次に土地探しのプロ
「不動産屋さん」に依頼して条件の土地を探してもらう流れになります。
不動産屋さんは土地を仲介して報酬を得るのが仕事です。
さぞや一生懸命土地を次から次へと紹介してくれるのだろうと思いがちですがなかなかそうはなりません。
不動産屋さんは自分たちが売ってほしいって頼まれている土地を、買いたいお客さんにあてがって売ることができれば、売り主、買い主両方から報酬を得ることができます。
不動産屋さんによっては自分とこの土地ばかり進めてきて、思ったような動きをしてくれないこともしばしばあります。
「良い土地は待っていても来ない」
上の言葉のとおりで思い通りにいかない時は、ただ待つのではなく自分たちの条件にあう土地にかかっている立て看板にとりあえず電話をかけてみることです。
自分たちの足を使った分いい土地や気の合う不動産屋さんとのめぐり逢いにもなるはずです。
条件のあう土地でも、その土地にどのぐらいの規模の家が建つかは建築のプロでないと一朝一夕には判断することが出来ません。
また、建築には多くの法的規制が絡んできます。
とりあえず、買ってしまってから相談ではなく買う前にある程度建てたい家についても固めておくと共に建築的な相談も土地探しと並行しておいたほうがいいでしょう!
家を建てたり、買ったりすることは、一生に一度の大きな買い物です。
いいなって思っている土地も考えている間に売れてしまうこともあります。
いろいろな要素を加味しての判断になるので100%気に入るものはほぼなく、7割、8割ぐらいの条件を満たすと決めるといったラインを設定することが大切なのです。
100%があり得ないために、自分自身や家族、ご両親などから否定的な見解があった際には非常に迷います。
最後の敵は自分自身で、高~い買い物だけに「もっといい土地があるんじゃないか!?」と迷い、冷静判断ができなくなってしまうことにあります。
土地探しは一期一会。
あらゆる条件の中、自分たちが土地探しをする本当の理由を見失わず、土地、建物のプロの助言を大切にしつつ進めてみてはどうでしょうか?
「土地探しはご縁」
土地は巡り逢いなのですぐに良い土地が見つかることは稀です。
しっかり条件を考え、情報を集めたり、希望の土地の近くを散策してみたりと自分自身の足でアクションを起こしてみるとより良い土地に出会えるかもしれませんね。