先週より梅雨らしい天気となりました。
夏の水不足は解消されそうですが、外部工事のほうは進みが悪く工程調整が悩ましいです。
雨は悩ましいのですが、
今現在多くの見積案件が進行中であり、
逆に雨のお陰で見積のほうは捗ったりしております。
今日はそんな住宅見積についてのお話です。
注文住宅の見積や注文住宅の価格は非常に複雑で、何のことやらさっぱり分からないのではないでしょうか?
住宅の見積方法は大別すると3種類からなります。
まず1つ目は、「大手住宅メーカー」の見積の方法です。
これはとても簡単です!
お客さんの敷地に入る間取りのパターンを、
メーカーが決めた設計図面集から探しだし、希望の図面を決めます。
そしてあらかじめ決められている各部の仕上げパターンサンプルの中から、住宅設備、建材の選定を行ないます。
それが決まったら見積りに入ります。
提出される見積書は何坪の住宅でも、「一式○○○万円」という一枚の用紙でしかありません。
細かな見積書を提出すると、住宅メーカーの「ボロ」が出てしまうからです。
しかし追加工事を頼むと不思議に細かな明細が出てきます。
しかもわれわれプロが見ても、目の玉が飛び出すくらいの高い金額で設定されています。
大手ハウスメーカーの多くは数をこなすために、注文性の高くなるオプションを割高に価格設定をしてなるべく建築に手間のかからないようにしています。
その結果、無個性な住宅を量産させています。
さらに、このような提示方法は、見積作成とは名ばかりで過去データより金額をもってくるので、見積依頼より金額提示まで時間を要しませんし、一見安く見えます。
専門知識のない営業マンでも価格を説明でき、スピーディーに件数をこなすことが可能になります。
長くなりましたので残り2つの見積方式については次回紹介させていただきます。