住宅を建てるということは、一生に一度の大きな買い物で、教育費、老後の費用と並ぶ人生の3大支出と言われています。
3大支出について詳しくは以前ブログで書いていましたのでそちらをどうぞ。
家づくりは、住まい手が求める和風建築、洋風建築、無垢の木を使った建築などその仕上、使う材料などによっても大きくその価格が変わってくるものです。
また、地域によっても住宅に求められる性能が違い、兵庫県地域だったら兵庫県をベースにどの程度の性能を持たせるのかによっても大きく建築コストが変わってきます。
住宅建築の価格というのは、使われる材料ひとつひとつを積み上げながら見積していくことによって算出されます。
例えば、壁の仕上げ材をビニールクロスから漆喰の塗り壁にすると、建築価格も高くなるということは、
見た目の仕上げによって変わってくる建築価格の違いで、購入者側としては大変わかりやすいく納得しやすいところででの価格差です。
そうではなく、仕上げがまったく変わらなくても家の性能によって違ってくる建築価格もあります。
家が仕上がってしまうと違いのわからない価格の違いというのは専門的な知識がある程度ないとわかりにくい部分になります。
例えば、構造では、
木造なのか?鉄骨なのか?2×4構造なのか?
さらに、掘り下げると、
耐震性能の評価である耐震性等級がいくつなのか?
免震構造を取り入れているのか?など。
仕上がってしまうと、わからないところでも性能の違いによって建築価格の差が出てくるのです。
見えている部分の仕上げをグレードアップすることは、目に見えて仕上げが良くなるので満足感が非常に高いものがあります。
しかし、見えてこない部分の耐震性であったり、耐久性、温熱性能、間取りなどの部分こそしっかりと予算配分していくことが、長い目でみると住まい手の満足度を高めることに繋がることになるのです。
こと既製品の商材に関しては、大量購入大量消費しているハウスメーカー、ローコストメーカーに安く仕入れられるのかもしれません。
ただその違いというのは、本当に小さなものだと思います。
大きくは、建てようとしている住宅の仕様の差にあり、特に見えてこない部分の差は大きなものがあるのではないでしょうか。
何事にも言えることですが、安いには安い理由があるのです!
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