また、同じ延床面積でも家の形状によっても本体価格が違い坪単価も変わります。
たとえ延床面積が同じでも、シンプル形状の家より凹凸のある外観デザインのほうが、外壁の面積が増えるため材料費もかかります。
よって建物の形状が複雑になればなるほど工事の手間もかかりるのです。
結果として本体価格が高くなってしまいます。
また、同じ面積でも設備機器や内装、外壁、建具などを仕様が良ければ当然本体価格も上がり坪単価も自ずと上がることになるので注意が必要です。
逆に設備や内装などのグレードが同じで、延床面積が小さくなれば坪単価が下がるかというとそうではありません。
単純に考えると、延床面積が減ればそれに比例して本体価格も減り、坪単価は変わらないように思います。
しかし実際には延床面積が減ってもキッチンやユニットバスなどの設備機器は比例して減ることはなく延床面積に影響されることがありません。
したがって、家が小さくなるほど逆に「坪単価」が高くなってしまうのです。
「坪単価」は、正確な費用を出すためのものではなく、あくまで目安をつけるための道具として上手に活用しましょう。