前回の続きで、新築時に家を完成状態としてしまわずに、
住まい手の生活スタイルの変化や、使い勝手を考えて、
あえて可変性のある計画としておくことの重要性についての話です。
<今しておかなければいけないところ。>
■構造
■気密・断熱仕様
■電気配線など隠ぺいされてしまう箇所
■水道設備などの設置箇所 など。
上記のような建物の根幹となる箇所、隠ぺいされてしまう箇所などは、後から工事しなおすとなると、コスト、工期、そして性能の低下の原因になります。
そういった箇所については、減額は考えず将来を見越してしっかりとしたもので行い、良く検討しておく必要があります。
<2期工事として検討して良いところ>
■家具工事
■木製建具
■子供部屋などの間仕切り など
家具や木製建具などは、生活の中で使い勝手や必要性を考えた後に造ったほうがより新居での生活にあったものになることがあります。
また、子供室を最初から小さく区切らず、大部屋として使い、お子さんが然るべき年齢になった時に2期工事として間仕切りを設けるというもできます。
住空間を有効利用でき、2期工事とするメリットの大きな箇所です。
新築工事だからといって、すべて完璧に揃えなければと思わず、自分たちの生活スタイルも変わっていくということを理解して、可変性のある計画としていくことで、より快適な暮らしに近づけることができます。