最近、お打ち合わせの中で
「木材や資材の価格、そろそろ落ち着きませんか?」
と聞かれることが増えました。
確かに、
ニュースでは“ウッドショックは一段落”という言葉も聞こえてきます。
ただ、現場に立つ立場からお伝えすると、
住宅の原価は“資材だけ”で決まっているわけではありません。
家づくりの仕事に携わって早二十数年に、
現場監督~スタートしたキャリアも、
営業、設計、アフターメンテナンス、工務店経営と、
日々学びながらより良い家づくりを実現するために奮闘中!!
ご興味のある方は過去ブログも
遡って読んでいただければ大変嬉しいです!!!

実は今の家づくりは、
このすべてが同時に上がっています。
例えば、
・設計や確認申請、測量などの“見えにくい外注費”
・現場で家をつくる職人さんの労務費
・資材を運ぶ燃料費や物流コスト
こういった部分も、コロナ以降じわじわと上がり続けています。
その結果、「一時的な高騰」ではなく、
家づくりの“土台となるコスト構造そのものが切り上がった状態になっているのが実情です。
だからこそ、私たち工務店側も、
・大量購入によるコストダウン
・仕様を早めに確定したり
・発注のタイミングを細かく管理したり
といった対応を標準化するようになりました。
これは値上げのためではなく、
お約束した金額と品質を守るための仕組みでもあります。
現状、様々な物価上昇に
給与などのアップがなかなか追いついていないのも、
今の現実です。
だからこそ、
これからの家づくりは「高いか・安いか」だけで
語れるものではなくなってきています。
私たち工務店に求められているのは、
設計力や企業努力によって、
“価格以上の体感価値”をどう生み出せるか。
限られたご予算の中でも、
光の入り方、風の通り道、動線の工夫、将来のメンテナンス性など、
暮らしの質そのものを底上げする設計と提案が、
ますます重要になってきています。
住み始めてから何年、何十年と積み重なる「心地よさ」や「安心感」こそが、
本当の価値だと私たちは考えています。
物価が上がる時代だからこそ、
建てた瞬間に満足する家ではなく、
住むほどに納得できる家を。
そのために、設計と現場、そして会社としての取り組みを、
これからも磨き続けていきたいと思います。