太陽光発電は、
経済的なメリットだけではなく、

「電力不足に対する社会貢献」
太陽光発電を設置すると、
電力不足が一番懸念される夏場などの昼間のピーク時電力の
削減に貢献することが出来ます。

「地球環境に環境貢献」
太陽光発電は、
発電時に温室効果ガスや、大気汚染物質を発生させることがありません。
非常にクリーンなエネルギーで地球温暖化対策に大変有効です。
燃料代がタダでエネルギーを作り続けます。

非常にメリットのある太陽光発電ですが、
数々の問題点がでていきています。

太陽光発電を導入して、
不十分な工事により、雨漏りがしてしまい、
日常生活の大問題になってしまっているというお宅が実際にあります。

もちろん、多くの住宅で、
雨漏りの可能性があるというわけではありません。

取り付け工事をしっかりしていれば、雨漏りはしないものなのです。
しかし、今年に入って、以前にも増して多くの件数が、
新聞などでも報道されていますから、ご存知の方もいるのではないでしょうか？

ポイントとしては、
太陽光発電を導入する場合、
屋根の上に、太陽光パネルを取り付けます。

太陽光パネルの固定を、
金具を使って取り付けるのですが、
その際に、屋根に直接穴を開けて、
金物を固定する方法がよく使われます。

屋根に直接穴を開けた場所をしっかりと処理することが重要ですし、
金物を垂木に支持することが重要です。

住宅に対して知識が不足していたり、
十分な事前調査を行わない場合、
屋根の垂木に固定するということを行わないことにより、
パネルが支持不足となり、雨漏りやパネルの不具合の原因になります。

また、屋根材によっては、
屋根に穴を空けないクリップ工法が可能な場合もあります。

クリップ工法とは、
屋根に穴を空けず、金属屋根のハゼの部分に挟み込み工法です。

雨漏りの危険を回避するのには、
大変有効な工法です。

急速に拡大した太陽光発電産業ですので、
住宅とは無縁な新規企業が数々参入してきています。
その結果、太陽光パネルの設置取り付けをする業者の育成が、
間に合っておらず、ずさんな工事が増えているのです。

新築工事で設置する場合は、
我々建築会社が管理のもと設置いたしますので、
建物の構造について説明指示することができます。

しかし、リフォーム工事の場合は、
図面などの資料も少なく、
太陽光発電業者が直接受注する場合も多いので、
より住宅の構造に精通した、
太陽光発電業者の選定が重要となります。

太陽光発電はこれからさらに需要の伸びる産業です。
よりよい提案ができるように、新商品、新工法について、
日々勉強していかなければなりません。