吉野石膏さんと言えば、壁下地に使われる石膏ボード(プラスターボード)の最大手で国内シェアの大部分を占めています。
石膏ボードというのは、石膏を主成分とした素材を板状にして、特殊な板紙で包んだ建築資材です。 非常に丈夫であり、断熱・遮音性が高い建材ですが、安値です。一般的に壁や天井の下地に使われるものです。
現在リフォーム中の現場で、吉野石膏さんの新商品を使って構造補強することもあり、商品説明を兼ねて来社されました。
石膏ボードにはいろいろと種類があって、構造補強するためにガラス繊維が混ざったもの、遮音効果があるもの、シックハウス症候群の防止のためにホルムアルデヒドなどの化学物質を吸収分解軽減するものなど多種多様です。
さらに、最近では、調湿効果のあるものや、炭を利用した消臭効果のある石膏ボードが新商品として出てきています。
石膏ボードというのは基本的に下地に使われるもので、上に何らかの仕上が必要になってきます。 仕上材によりコーティングされ、実際、実験とおりの効果がでているのか検証しにくい部材です。
数ある石膏ボードの中でも今後検討していきたのがタイガーハイクリンボードです。
個人的には、内装仕上材を住環境に配慮したものを使ったほうが効果が大きいと思いますので、仕上材の仕様を上げることが最重要です。
コスト的にもアップするものですので、予算配分、使用箇所を絞りながら、さらにハイクリンボードをオプション的に検討してみたい素材です。