昨日は大阪で開催された新住協主催のロックウール勉強会に参加してきました。
断熱材の一種であるロックウールですがあまり関西地方では馴染がない建材です。
その名の通りロック(岩)からできている建材で、製鉄所の高炉から出た溶融スラグから摘出された人造鉱物繊維のことをいいます。
今回、関西地方でも広く普及していくための勉強会でした。
極寒の北海道地方では広く普及しておりコストメリットのある建材として使われています!
関西地方の大部分の地域は、温暖な気候で寒さに対しては多少のことは我慢し、寒ければ部屋服を一枚増やせばよいという考え方の方が今でも多いのではないでしょうか?
しかし、この安易な考え方は今では広く知られるようになってきた「ヒートショック」という死と隣り合わせの選択だったりします。
詳しくは↓
高気密高断熱|断熱性能と健康の関係性
北海道は真冬でもTシャツ、半パンでアイスクリームを食べるほど、暖房をガンガン使います。
暖房なしでの暮らしは死に直結するからです。
それに伴って暖房費を軽減できる家の高性能化が盛んに行われている地域でもあります。
北海道価格というのが実しやかに噂になっているように、関西とは比較にならないような安価で、家の高性能化に必要な断熱材、窓などが北海道特価価格で販売されています。
少しでもいいものを安く仕入れていくというのは、予算の限られた家づくりでは必須で企業努力として常に推進していくべきことです。
安価で性能のよい断熱材が関西でも広く普及してくようになることを願います!
断熱性能としては高性能建材の中では並のロックウール。
最大の利点として、その防火性と吸音性の高さといえるのではないでしょうか?
教育を受けた業者による責任施工でブローイングによって充填していくことになり隅々まで注入することが可能で、施工の手による仕上がりの差がなく工期短縮も期待ができそうな印象を受けました。
また、今まで関西ではその普及率が低いためか?安価で施工という印象のない建材です。
今回の勉強会をきっかけにどのようなに変化していくのか?期待したいと思います。