古くから日本の木造住宅に広く使われてきた杉板を使った外壁。
無塗装でも強い耐候性をもつ材木で赤身の板を使った場合その耐用年数は30年とも50年とも言われています。
杉の外壁は、現代では「浸透性の塗料」を塗装する、もしくは「塗装しないで保護する方法」などがあります。
浸透性の塗料とは、文字通り木に浸み込ませながら色を付ける塗料です。
着色することで経年での色の変化が出てきませんが数年ごとのスパンで再塗装が必要となります。
対して着色しない場合、杉板は紫外線などの影響で徐々にその色に深みをましています。
そしてその変色によって耐久性を増していくのです。
まずは、上写真のように赤黒く変色していきます。
雨かかりの状況や紫外線の当たりかたによって個体差のありますが緩やかに変色していきます。
そしてさらに時間が経つと、上写真のように全体にシルバーグレーに色がかわり落ち着いてきます。
自ら表面をグレーに変色することで腐朽から守り、 強い耐候性を発揮してくれます。
この経年変化を早めてくれる「ウッドロングエコ」によって塗り替えを必要としない外壁となります。
木である以上動きや、痛みがないか?といった定期点検はもちろん必要ですが、最終的には神社の外壁のような風合いになっていく杉板の外壁は美しいものだと思います。
好みによって大好きな人もいれば、大嫌いな人もいる外壁仕上ですが、
風合いを徐々に増しながら家の外壁を末永く守ってくれる杉板外壁の提案はどうでしょうか!