自然素材の内壁の双璧!呼吸する建材、珪藻土と漆喰の違い。

 


自然素材好きは大好き!呼吸する建材、珪藻土と漆喰の違い。


 

自然素材の家づくりを考える際には、絶対に話に出てくる話。
「珪藻土」Vs「漆喰」論争!!!
自然素材で仕上げる壁の双璧、
あなたは珪藻土派?漆喰派?どっちで家の壁を仕上げるのが好みですか?

 

同じように扱われる建材ですがその違いが非常にわかりにくい。
どのような種類があって素材の違いなどまとめてみました。

 


1、呼吸する建材「珪藻土」とは。


 

皆さんは、珪藻土という素材を聞いたことがあるでしょうか?
珪藻土とは、藻類の一種である珪藻の殻の化石よりなる堆積物(堆積岩)です。
多孔質性の珪藻土は、調湿性能や脱臭性能が非常に優れており人気の自然素材の建材です。

 

1-1、呼吸する建材「珪藻土」の塗り壁とは。

 

塗壁

 

珪藻土自体が内装建材として出てきたのはまだ新しく、
本格的に塗壁材として商品化され使われ出したのは1990年代からという新しい建材になります。
表面を顕微鏡で見てみると多孔質性となっており、
その部分で、壁自体が空気を溜めたり、放出したりと、
いわゆる呼吸する壁として、調湿効果や、脱臭効果へとなります。

 

珪藻土の塗り壁も、いろいろなメーカーが多数の商品を発売しており、
各メーカー秘伝のレシピで調合しているので、
効果の具合や、珪藻土や混ぜ物の割合には確固たる基準がなく、各社の匙加減ひとつといった感じです。

 

実際に珪藻土の割合が多い分、自然素材だけど割れやすかったり、
逆に割れにくい分混ぜ物が多く、効果がいまいちだったりと一長一短あります。
共通の基準のもとでの試験ではなく、メーカーごとの自社試験ですのでその結果もどれほど信用出来るのか疑問です。

 

個人的には基本的に適正な塗厚が調湿、脱臭効果には大切だと思っていますので、ある程度塗厚が確保されたものがよいのでしょう。

 

1-1、呼吸する建材「珪藻土」のクロスとは。

 

珪藻土クロス

 

ビニールクロス特有のテカリがなく人気の「珪藻土クロス」。
珪藻土をクロス下地に吹き付けてつくられた内装建材です。
塗り壁よりもコスト的にお手軽に施工でき、塗り壁のように仕上がります。

 

しかし、クロスですので一定のピッチでクロス紙のジョイントが出来てしまします。
最初は一面の壁のようにまったく気にならないのですが、
自然素材であるがために、木構造の収縮や壁の微妙な動きにビニールクロスと比較して追従することが難しくジョイントなどが目立ちやすい建材です。

 

また、クロスに薄~く珪藻土を吹き付けているものになりますので、
塗り壁と比べると、塗り厚が薄く、
割れ防止のため多くの混ぜ物が入っていることが予想されますので、
調湿、脱臭といった面では効果があまりないように感じます。

 

参考:【自然素材】雰囲気のいい珪藻土クロスのメリット、デメリットについて

 


2、呼吸する建材「漆喰」とは。


 

対する漆喰は、古い城郭などにも使用されている歴史ある塗材です。
漆喰は、水酸化カルシウム・炭酸カルシウムを主成分としており、二酸化炭素と反応して硬化する気硬性の素材で長い年月をかけて硬化してく建材です。
アルカリ成分によりカビの発生を抑制してくれたりしますが、多孔性の珪藻土と比較すると吸放湿性能は低いと言えりのではないでしょうか。

 

2-1、呼吸する建材「漆喰」の塗り壁とは。

 

漆喰も珪藻土同様に人気の塗り壁の建材です。
日本のお城などにも使われており外装建材としても人気。
美しい漆喰塗りの姫路城が別名しらさぎ城と呼ばれていることも有名ですね。
火災とは切っても切れない木造住宅にとって、防火性の高い漆喰は昔から重宝されてきました。

 

昔ながらの無添加漆喰やスイス漆喰、
これも各メーカーいろいろな商品が出ています。
お城などにみられるつるっとした押さえ仕上げとなるには、
普通に施工するためには熟練の左官技術が必要です。
ただ、最近ではDIY塗材とて商品化されているものを見かけますが、空気と反応して固まる性質上、珪藻土と比較するとDIYには不向きですかね。

 

押さえ仕上げで仕上がった漆喰壁は、
お城の壁のように、何とも言えない重厚感と深みのある壁です。
室内の環境もワンランク上のものに引き上げてくれる建材ですね。

 

最近では、漆喰を簡単にローラー施工出来る漆喰塗料なども商品化されています。
塗り壁と比較すると塗厚が薄くなる分、調湿効果は疑問ですが、比較的リーズナブルに漆喰壁調に仕上げることも可能になってきました。

 


まとめ


 

家の内部を構成する部位では大きな面積をしめる内壁。
その内壁を塗り壁にすることは、調湿、脱臭などの効果以上に豊かな住空間、住まい手の満足度とて効果が大きいように感じます。

 

「手のかかる子ほどかわいい」とはよく言ったもので、
自然素材系の建材は皆、その後のメンテナンスや反り、割れなど手がかかるものです。
新建材が家の完成時に一番いい状態で経年と共に汚れや、剥がれなどが生じるのに対して自然素材は経年と共により深みを増しイイ感じに変化していきます。
珪藻土も漆喰も質感のすばらしい素材です。
珪藻土と漆喰の特性をよく理解したうえで使い方を分けましょう。

 

※2015年12月10日 に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他部分も修正して2020年3月2日に再公開しました。

 

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