家づくりにおいて最も大切なのは「基礎」です。
建物をしっかり支える土台でありながら、
完成してしまえば見えなくなってしまう部分。
だからこそ私たち工務店は「見えないところこそ丁寧に」という考え方を大切にしています。
その一例が、基礎工事で行う「オール捨てコン(捨てコンクリート全面打設)」の採用です。
家づくりの仕事に携わって早二十数年に、
現場監督~スタートしたキャリアも、
営業、設計、アフターメンテナンス、工務店経営と、
日々学びながらより良い家づくりを実現するために奮闘中!!
ご興味のある方は過去ブログも
遡って読んでいただければ大変嬉しいです!!!
一番の採用理由は鉄筋の沈み込みを防止、
地盤面が土のままでは、その上で作業する以上必ず鉄筋が沈み込むリスクがあります。
オール捨てコンにより、鉄筋が安定し、構造的な安全性が向上します。
捨てコンが全面にあることで、
地盤からの湿気を軽減。
床下環境がより良好になり、長期的に住まいを守ります。
捨てコンが全面に敷かれることで、
基礎立ち上がりの位置出しが正確になり、仕上がり精度が向上します。
正直に言えば、オール捨てコンはコストが上がる工法です。
多くの工務店が部分的な捨てコンで済ませるのはそのためです。
しかし私たちは、「完成してからは見えなくなる部分こそ、家の寿命を左右する」と考えています。
一時的なコストよりも、
お客様の暮らしを長期的に支える安心を優先し、
オール捨てコンを標準採用しています。
基礎の下地に「オール捨てコン」を採用することは、
見えない部分の丁寧な仕事の象徴です。
家づくりで大切なのは、
完成した後には隠れてしまう部分にどれだけ誠実な施工がされているか。
そこに工務店の姿勢や哲学が表れます。
「見えない部分こそ丁寧に」。
私たちはこれからも、この想いを大切にしながら、
安心して住み続けられる住まいをつくり続けます。