真夏から一転して、朝夕など肌寒くなり、それに反して日中はまだまだ残暑厳しく体調管理が難しい季節になってきました。
真夏の刺すような厳しい直射日光ではなくなってきましたが、太陽の高度を下げてなお日中はまだまだ汗ばむ陽気です。
さて、「夏涼しい家」にするためには、
高気密高断熱の仕様と共に夏の日差しを遮る庇や、樹木などによる日射遮蔽を行うことが重要だということは何度かブログでも紹介してきました。
季節によって違う太陽の高度を考えながら、
夏の日射遮蔽と冬の日射取得を両立することができれば、
太陽の無料エネルギーを最大限活用でき、夏涼しく、冬暖かい家が省エネに実現することができます。
冬暖かい家とするためには、日射取得を最大限活かせるように南面に窓を多く設けることによって省エネに実現することができます。
逆に、夏涼しい家とするためには、太陽光を庇などを用いて遮断することによって、冷房の効率をあげることができ、あまり電気代をかけず小さなエネルギーで涼しく保つことが可能になります。
しかし、太陽の高度が下がってなお暑い残暑と言われる9月、10月前半では、冬の日射取得を考慮した庇長さでは完全に日射遮蔽が不可能になってきます。
まだまだ暑さの残る残暑には、
自在に日射を調整できる「シェード」や「簾」などを用いて
必要に応じて日差しを遮ることでエアコンなどに頼らなくても涼しく快適に暮らすことができます。
ちょっとしたひと手間ですが、するとしないとでは大違い、
季節によって違う、窓からの日差しの入り方を確認して挑戦してみてはどうでしょうか?