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2025.09.30雑記|建築探訪

北野天満宮で受験祈願と、建築の学び

 

 

先日、娘の大学受験に向けて、

京都の北野天満宮にお参りしてきました。

 

学問の神様・菅原道真公を祀る天満宮の総本社とあって、

受験シーズン真っ只中の境内でしたが、

どちらかというと海外からの観光客でにぎわっていました。

 

 

家づくりの仕事に携わって早二十数年に、
現場監督~スタートしたキャリアも、
営業、設計、アフターメンテナンス、工務店経営と、
日々学びながらより良い家づくりを実現するために奮闘中!!

 

ご興味のある方は過去ブログも
遡って読んでいただければ大変嬉しいです!!!

 

 

 

 

 

本殿へ進むと、まず目に入るのが、

歴史ある木造建築のたたずまい。

 

 

朱色と白のコントラストが美しい楼門を抜けた先、

本殿は檜皮葺の屋根がどっしりと架かり、

時代を超えて受け継がれてきた風格を感じさせます。

 

 

 

特に目を引いたのが、軒下のディテールです。
斗栱(ときょう)と呼ばれる複雑に組まれた木組みは、

屋根の重さを受け止めるだけでなく、彫刻や彩色によって美しさも兼ね備えています。

 

 

 

一本一本の木材が、

ただの構造材ではなく「意匠の一部」として息づいている姿は、

現代の住宅建築にも通じる学びがありました。

 

 

 

 

 

 

また、深い軒は雨や日差しから建物を守り、

同時に参拝者を迎え入れる庇(ひさし)の役割も果たしています。

 

 

 

日本の伝統建築は、

この「守りと迎え入れ」を同時に実現している点が本当に巧みです。

 

 

 

私たちが住まいを設計する際にも、

玄関や縁側などの軒下空間をどう活かすかで、

暮らしの豊かさは大きく変わってきます。

 

 

 

 

娘の合格を祈りつつ、

改めて建築の力を感じた一日でした。

 

 

 

祈願の場であると同時に、建

物そのものが人々の心を支え続けてきたのだと思います。

受験はいよいよ本番。

親としてできることは限られていますが、

歴史ある建築から勇気をもらいながら、

全力を出し切ってくれることを願っています。

 

 

 

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